P.3 事後 ページ7
『オーシャン様？』
｢本当は！本当は君も連れていきたかったよ！…でも、君と僕は違うから…アースラの元にいる君を僕は陸につれていけない……。それに、君は陸が嫌いだろ？｣
『っぅ…』
｢大丈夫！君の側にはジョーがいるじゃないか！！…彼がいるから僕もアリエルも陸に行けたんだ｣
『オーシャン様…』
｢一生会えないわけじゃない！たまには帰ってくる！だから、心配しないで。僕もアリエルも怖いところに行くわけじゃない｣
『…なにかありましたらご連絡ください。あなた様方はあの方にとって大切な方々…ご武運を』
｢……ボクからしたら君も大切なんだけどな｣ﾎﾞｿｯ
『？今なのかおっしゃいましたか？』
｢ううん！…それじゃあ行くね｣
『えっ、あっ、主様には？』
｢もう伝えてある！うるさいヤツがいなくなって清々するって言ってたよ(笑)｣
『あの方は……』
｢大丈夫！僕もちゃんと彼のことわかってるつもりだよ！それじゃあね！元気でね！A｣
『はい！お元気で、オーシャン様』
｢様はいらないー！！｣
『っ……オーシャン！また遊びにきてね』
｢っぅ//｣ﾄﾞｷｯ
マスクを外したその顔は
幼い頃の顔と
'オーシャン！またね！！'
｢うんっ！！｣
『……陸……そんなにすばらしいところなのでしょうか……』ｽｯ
｢Aの素顔久々に見たかも……｣
｢おい｣
｢あ、ジョーなんでここnっぅ！！！？｣ｷﾞﾘｯ
｢お前あいつに何してんだよ｣
｢ちょ、ちょっとジョーっ！｣
｢勝手に抱きしめて笑顔向けられて、更には呼び捨てだァ？……いくらお前でもシメるぞ？｣
｢もーしめてるっ！！！｣
｢ﾁｯ｣ｼｭﾙｯ
｢げホッ！げほっ！｣
｢忠告しておいてやるよ。……あいつは俺のだ｣
｢あー……相変わらず偏屈だよねぇ…｣
｢あ？｣
｢素直に認めなよ…好きなこと…｣
｢何言ってんだ。好きに決まってんだろ？娘のように大事にしてんだからよぉ｣
｢はあ……これじゃ先が思いやられるよ…｣
｢あぁ？｣
｢忠告ありがとう。でも、僕も本気だから！…君がずっとそのままなら…彼女は僕が貰う｣
｢てめっ！｣
ﾋｮｲｯ
｢おっと！二度もやられないよ！短気は損気ってね✨｣
｢ァ゛！！？｣
｢あー怖い怖い！じゃあねジョー！Aをよろしくね！！｣
｢ﾁｯ……言われなくてもわかってんだよ｣
｢娘が心配じゃ…ダメなのかよ｣
誰にもやりたくない傍におきたい
『(いけない…事なのか？)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りあん | 作成日時：2017年12月6日 23時
