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P.3 エイトフットのジョー ページ5

陸の奴らは下手したら俺らよりも残酷だ

他人と自分が何かが違うだけでそいつを僻み嘲笑う

俺はあいつらはみんなヴィランズなんではと思った

美しい色の銀髪でさえも、化け物と言われ

海のような青の瞳でも、呪われそうという

お前は毎日言ってたな


'うみのまじょ…わたしはうまれちゃいけないこ…わたしのからだもこころもあげるから…つぎはうみでじゆうにいきたい'

人間の口約束なんて信じなかったけど

毎日言われりゃそりゃあ耳にイカ…基タコができるってやつだ

だからあの日、いつもよりふらふらしながら現れたお前に俺は絶句した

服はぼろぼろで髪はグシャグシャになり

血まみれで人間の気持ち悪い性の匂い

あの姿を見て俺はあいつは俺たち(ヴィランズ)
以上だと思った

だから俺はあの時

いつものように海面をのぞき込みながら聞き飽きたあのセリフをいうお前を

海の中に誘った

なんでこんな人間に俺がこんな事をするのか俺でもわからねぇ

だけど、放っておけなかった

「…もうお前を傷つける奴らはいねぇよ」

冷たくなるこいつを連れて俺はアースラ様のところに行った

「アースラ様。お願いが」









__様___様

ん、?

『主様』

「……ぁ?」

『大丈夫ですか?お休みになられるならベットへ…』

「あぁ…悪い大丈夫だ」

『本当にですか?主様はすぐ無茶をなさいますから』

「大丈夫だよ!!!………」

『?』

なんだか変な夢を見ていた気がする

「なぁ、俺とお前があったのはいつだ?」

『え?……数年前のこの海です。幼い私を貴方様が拾って下さったのがきっかけです』

「…そうだよな」

あれ…なら、俺はなんでこいつを拾ったんだ?

『…どうされました?』

「いや…ガキの頃のお前の夢を見てな」

『!!!忘れてください!子供の頃の私等失礼極まりない言動を!!』

「俺としてはあんくらい素直な方がいいんだが」

『ご冗談を……貴方様にそのような態度は切腹の勢いです』

「おいどっから覚えたそんなセリフ」

…まぁいいか。

なんでか知らねぇけどこいつが元気に側にいてくれるだけで俺まで嬉しくなんだからな


「さてと…仕事でもするか」

『それ以外にやることないですよね?』

「うるせぇ!!!!!」




この時から数時間後

赤髪の姫君がこの地にやってくる事をAは知らない

「(あのバカ…)」






「ふふふ。お前も契約するのか?」





....................................

イカなので成長が早いということで…

P.3 事後→←P.2 友達…?



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設定タグ:エイトフット , ヴィランズ , 手下   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:りあん | 作成日時:2017年12月6日 23時

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