My life is for you… (ページ32)

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過去暴走ページ32

元人間の彼女達にとって魔力は未知数のもの

人間から変わった今の体の魔力を受ける皿の大きさや深さによって変わる

大きな皿ならば幅広い魔法が使え

深い皿ならばより強大な魔法が使える

だが、いくら大きく深い皿でも持ち主の体が受け入れなければ話は別だ

使いすぎれば体が悲鳴をあげ魔力が身を支配する

それは…人格までも…

『これと…これとで…やせる…これだとふとる』

O「Aは勉強熱心だね」

『早くおぼえたいから仕事したい』

A「ほんとジョーは幸せものね」

O「もったいないくらいに！」

「聞こえてっからなー！！」

O「うわぁ…地獄耳」

『…フッ』ドロン

"「…んー？」"

A「わ！ジョーだ！」

O「これもAの魔法？」

『うん。変化のね…私達の種族が得意な魔法だよ』

"「何のようだ？」"

『練習』

"「ふーん。無理すんなよ」"ｸﾞﾘｯ

『…ん』

どぶん

O「わ、墨になった」

『元は私たちが逃げる時に使うおとりだからね』

O「なるほど」

A「あ、もうこんな時間！早く行かなきゃ！」

O「あ！！僕も他のメンバーと会う約束だった！！またね！A」

A「また遊びましょ！」

『ん…』ﾋﾗﾋﾗ

ｺﾞﾎﾟﾎﾟ…

これはなに？

これはどんな話？

"ねえ、ヴィランってなに？"

『…ヴィランは悪役。素敵な存在』

"貴方はヴィラン？"

『…ジョーはヴィラン。アースラ様もヴィラン…私はまだまだ』

"そう…ヴィランになりたい？"

『なりたいよ。だから魔法を覚えてる』

あれ？私誰と話して…

"ならこれを読んで。そしたらあなたはきっと素敵なヴィランになれる"

光る本

こんな本あったかな

アースラ様の部屋から持ってきたものだろうか

ヴィランになりたい

仲間になりたい

傍にいたい

"なら開けて"

私はヴィラン

悪の傍で悪になり悪とともに生きる

ｷﾞﾗ

『私はヴィラン。貴方は何を望む？…うふふ』

「…！」ﾋﾟｸｯ

なんだこの感じ

「…A」

シーン

「…何してんだあいつ」ｶﾞﾀｯ

「おいAなにして！！！！？」

部屋の中は黒い霧に包まれ

浮いているAの周りには複数の本

『～～～』

「(あの呪文は！！)」ﾊﾞｯ!

バチッ！

「ちっ！！」

『あらジョー。お仕事はもういいの？』

「…誰だテメェ」

『ひどい！…私の事忘れちゃったの？』

「そいつの体になにした！！」

『やだ怖い(笑)…私は私だよ…ジョー？』

「出てかねぇなら…殺す」

『…うふふ(笑)手下"も"おっかないのねｗ』