P.9 現実 ページ17
『…なんですか?』
数人の男がいきなり声をかけてきた
「お姉さん1人なのかなって(笑)」
「こんなところで1人なんて寂しいでしょ?俺たちと一緒に遊ぼうよ〜」
『…一緒に来ている人がいるので結構です』
「お友達もいるの?じゃあその人も一緒にさ!ね?」
『(しつこい…)結構です!』バッ
掴もうとしてきた男の手を払い除ける
「って!…お姉さん。あんまり調子乗らないでよ?」
『はぁ?なにを言ってっぅ!』
「こんなほそぉい手で俺らどうにか出来るわけないじゃん(笑)」
『は、離してください!』
陸だとこんなに非力になるのか!!力が入らない!!
「…あ?おい…こいつこの髪自毛だぞ」
「マジかよ!?気色悪い!!」
『っぅ!!』
'あなたの髪みんなと違うわね'
'気持ち悪い!!来ないで!'
『(やだ…だれ…何今の…)』
「ズラかと思ったけど…まぁ、可愛いしいいんじゃねぇの?(笑)」
「ゲスかよ(笑)」
『(やだ…やだやだ…)』
'おいで__。お前を愛してやれるのは俺だけなんだよ?'
『や…て…』
「おら、さっさと行くぞ」
「そうだな!歩けないならだっこしてあげようかぁ?w」
『やだ…や…っ!』
助けて
助けて!
『たすけて…ジョー!』
ガっ!!
「あ?」
『!!』
「お前らその手離せ」
『ジョーっ』
「なんだよお前?この子は俺達が見つけたんだよ」
「そいつは俺の連れだ。さっさと離れろ」
「あ?んだとてめぇっぅ!?」
「…ぁあ?」ギラッ
「ひっ!おい!こいつなんかやべぇぞ!?」
「ちっ!こんな気持ち悪い髪のやつなんていらねぇよ!おら!やるよ!」バッ!
「っ!ちっ」
『……』
「…大丈夫か」
『……っぅ…だい…じょぶ…』
「…馬鹿。」
ぽん
『!』
「こんな綺麗なのにな…」フッ
『!?』
'お前の髪そんな綺麗なのにな…陸の奴らはバカしかいねぇのか?'
『……魔女さん?』
「っ!?………何勘違いしてんだよ」ヒョイッ
『えっ!?あ、あるじs』
「ジョー」
『いや、あの、あr』
「ジョーだ。今は言うこと聞いてろA」
『…っぅ……あの…』
「あ?」
『あ、りがと…ジョー…//』
「…ん」
その後私は主様の腕の中で夢を見ていた
私に似た少女が海に向かって話している夢
誰もいないのにボロボロ少女は楽しそうに話していた
けど、どこからか聞こえる女性の声は
どこか優しくて暖かかくて…まるで…
『アリ…エル……』
「……ばぁか。」
P.10 エイトフットのジョー→←P.8 エイトフットのジョー
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作者名:りあん | 作成日時:2017年12月6日 23時