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P.8 初デート ページ15

「早く行くぞ。」

『…はい』

私は今陸の仕事をしています。

もちろん人間の姿で…

それはいいんです!陸の仕事は自分から望んだことですから!!

そうです!仕事!仕事なんです!

なのに…

'「アースラ様から今度の仕事場の現場研修に行けとさ。さっさと準備しろ」

『い、今からですか?』

「そうだ。さっさと準備しろ」

『(急ぎだし早く主様から離れたいし…このままでいいか)…』スッ…

「お前それで行く気か」

『え、あ、はい…どうせ人間の服はこれしかないですし…』

「……陸に行ったらまず服だな」

『え!?』

「デートにスーツはおかしいだろ?」

『デっ!!?///』'

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!思い出す度にはずかしくなるぅぅう!!

主様も主様だ!いきなりで、デートとか言って…選ばれた服もスカートだしこんなの履いたことないし!!

『(足かスースーする…っというか陸を二本足で歩くのはこんなにも大変なのか…)』

「あれが今度俺達が泊まるホテルだ。どこになるかはわからねぇが覚えておけよ」

『…はい』

「…不服そうだな」

『えっ、』

「すぐに帰る。無理に付き合わせて悪かったな」

『ぁっ…やっ…その……』


ゾクッ!


『っ!?』バッ!

なんだ…今の感覚…

殺気にも近いぞわりとしたあの感覚…

なんだ今の…

「おら、さっさと行くぞ」

『あ、はいっわっ!!?』

「あぶねっ!」バッ!

「大丈夫か?」

『(だ、抱きついている!!あああ主様に!!///)…すみません。』

「そこに座ろうぜ。」

『えっ、ですが』

「休むくらい我慢しろ、怪我されたらたまったもんじゃねぇ」

『ぅ…』

「適当に買ってくる待ってろ」

『は、はい…』


ぶっきらぼうに対応される主様

私がこんな態度してるからなんだけど…

でもどこか優しくて、私を心配してくれて

誤って抱きついてしまった時の顔なんて……

『…あの頃と…全然違いすぎです…///』

あんなに優しい顔…してたんだ…

アリエル様から言われて私は主様が好きだと、異性として好きだと言われ

最初こそ自覚はなかった

だって、主様はアリエル様と……

けど、恋愛は自由誰を好きになろうと本人が決めることってアリエル様が言っていた

『(そうは言われても…)』

それを言われてから主様を見る度にアリエル様の影を思い出して

私なんかが傍にいていいのか…こんな気持ちを抱いていいのかなんて思ってしまう…

(嫌だなぁ…なんか…)



「あれ?君一人?」

P.8 エイトフットのジョー→←P.7 エイトフットのジョー



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設定タグ:エイトフット , ヴィランズ , 手下   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:りあん | 作成日時:2017年12月6日 23時

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