My life is for you… (ページ12)

今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:38,340 hit

P.6 姫君ページ12

｢A、あいつらから手紙がきてんぞ｣

『！ありがとうございます！！』

｢…ん｣

月に一度届くアリエル様とオーシャンからの手紙

陸での生活のことや仕事の話が主だが

『(文句言っておられるが楽しそうだ…)えっ！？』

｢どうしたぁ？｣

『あ、アリエル様が里帰りなされるそうです…』

『はぁ？』

♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆.:*:・'゜

｢A！久しぶりね！！元気にしてた？｣

『はい！もちろんでこざいます。アリエル様もお元気そうで…』

人間のアリエル様は海の中に入れないため陸に顔を出してお話することに

ただ、安全面上の関係で人目につかない海岸沿い

｢けっ｣

｢ジョーも元気そうね！相変わらず仕事してるみたいね(笑)｣

主様同伴である

『主…私だけでも大丈夫ですから…』

｢んだよ。俺がいたらダメなのか？｣

『そ、そういうわけでは…』

｢ふふふ(笑)相変わらず心配性ねジョーは｣

『……で、では私が少し席を外しまs』

｢｢ダメだ。/ダメよ！｣｣

『…ぅぅ』

主様はアリエル様と二人っきりが恥ずかしいのであろうか…

主様のことだからお顔を見るのもお辛いはずなのに…

『(わたしはどうしたら……)っぅ』

｢……Aは相変わらずみたいね。｣

『え？』

｢というより、二人とも相変わらずってところかしら？｣

｢おい、どういうことだ｣

｢ジョー。ちょっとAと二人っきりにしてくれない？｣

｢はぁ？ダメに決まっt｣

｢お願い！ね？｣

｢……はぁ。少しだけだぞ｣ﾄﾞﾌﾟﾝ

そういい海の中に戻られる主様

『主様…』

｢ねぇ、A｣

『はい？』

｢ジョーとは相変わらず？｣

『はい、いつも通お仕事ばかりです。ですが…』

｢なに？｣

『最近少し様子がおかしいのです』

｢ジョーが？どういうこと？｣

『独り言をされることが多くなりました。それにぼーっとどこか見つめていらっしゃったり…急に私を呼ばれ返事するとなんでもないなど…』

｢へー♪(ジョーには変化ありかしら(笑))｣

『アリエル様！…アリエル様にこんな事お聞きするのも申し訳ないのですが……』

｢ん？なに？｣

『恋とは…なんなのですか？』

｢……｣

『主様の症状は本で読んだ'恋'と呼ばれる物の症状に似ています！それを解決できるのはアリエル様しかいらっしゃいません！』

｢あら？どうして私なの？｣

『それは…』

｢……ねぇA。貴方はどうなりたいの？｣