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Aside

『お願い…タヒぬなんて…言わないで。』

鉄柵を握りしめる私の手は汗で滲んでいた。









『あれ?莉犬は?』

ころん「また休み。体調悪いのかな?」

『うーん…』

ココ最近莉犬が休みがち。私たちにすら顔を合わせない。

風邪にしては長すぎる…

『今日、家行ってみよっか。』

さとみ「来ないでってLINE来ただろ?」

『それを無視するのが私さ。』

こんなに来ないなんておかしい。

あんな学校が好きだった莉犬。

何か、あったかもしれない。それなら私達が助けてあげないと。


学校が終わってすぐ莉犬の家に向かった。

莉犬は四人家族の末っ子。

ワンチャンがめっちゃいる家。

ピンポーン…

チャイムを鳴らすとおばさんがでてきた。

『あ、おばさん。こんにちは。』

莉犬母「あら、Aちゃん達…莉犬よね?それが部屋から出てこないのよ。」

心配してるのは私たちだけではな無かったのだ。

莉犬母「ちょっと話してみてくれないかしら。」

ななもり「俺たちで良ければ。」

2階に上がって莉犬の部屋の前に立った。

鍵がしっかりかかっている。

コンコン…

『莉犬ー?起きてるー?』

暫く静かで中から歩いてくる音がして鍵が空いた。

そこにはいつもと変わらないようで全く違う莉犬がいた。

『莉犬…どうしたの?』

莉犬「A…俺もう…」

顔を上げてくれない。

みんなで頷いて部屋に入った。

莉犬の部屋はいつも綺麗なのに今日は荒れてる。

ぐしゃぐしゃになった紙。

投げ出された教科書。

ななもり「何があったか話してくれる?」

莉犬「俺…もう生きるの疲れた…」

るぅと「え?」

莉犬「夢を見ることは…そんなに悪いことなの?ダメなことなの?」

震える声で莉犬は言った。

莉犬は将来声優になるのが夢だと言っていた。

私たちは全力で応援していた。

『悪くないよ。むしろ、莉犬ならなれるって信じてるよ。』

莉犬は泣きながらパソコンを指さした。

そこにはたくさんのコメントが載っていた。

莉犬が出した動画への誹謗中傷だった。

その内容は馬鹿馬鹿しいほど当てずっぽうな内容。

好評のコメントの方が明らかに多い。

莉犬「なんで…こんなに頑張ってるのに…」

ジェル「こんなん、勝手に言わせとけばええねん。気にする必要は…」

莉犬「もう嫌だ!俺は…俺はただ認めてもらいたかっただけなのに…」

人からの批判はどれだけ心を抉るか…

私はその痛みを知っていた。

言葉→←大切な人



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作品ジャンル:泣ける話
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ひのぉ. - うわぁぁぁ!!もう良すぎてほんとにヤバいです…!皆イケメンすぎて、、!((((語彙力皆無 (2022年12月14日 23時) (レス) @page18 id: 979ffa46f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずん - いいお話ですね・・・!私は、これから感動しそうです!! (2021年11月13日 9時) (レス) @page9 id: 54744d9773 (このIDを非表示/違反報告)
うゆん - 私の、友達もあなたと同じ病気です。私は、うつ病という違う病気だからあまり分からないけど、辛いよね。 (2021年11月7日 22時) (レス) @page9 id: 54744d9773 (このIDを非表示/違反報告)
monopolize@みう - すごくいいお話でした…!!あと、やっぱみんなイケメンだなぁと(( (2020年11月30日 19時) (レス) id: 1fa9581339 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - シリーズ2に行ってました。 (2020年10月16日 19時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ri_ | 作成日時:2020年8月5日 18時

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