化粧 ページ27
Aside
女子「えー?化粧もしたことないのー?だっさーいwww」
『けばいよ。』
女子「はぁ!?」
まぁ、いつもの事です。
中学生になった途端に増え始めた化粧をする人。
でも、私はあまり興味が無い。
だって毎朝手ぐしだよ?
洗顔なんて1年に数回しかしないよ。
そんな私が化粧なんてするはずもない。
さとみ「Aは化粧しなくてもお前らなんかより何倍も可愛いよ。」
不貞腐れたように言うさとみ。
やめて?それ火をつけるだけだからね?
女子「白浅さんよりー、私たちの方が可愛いでしょー?」
この位の演技できるなら演劇部入っても活躍できるよ。
女子「私たちの方が女子力高いし!さとみくんにお似合いだと思うよ!」
いや、女子力は負けるけどさ。
お似合いかどうかはどうやったら分かんだよ。
さとみ「俺はAの方がお前らの何百倍もいい。」
女子「あ!分かった!白浅さんに何か弱み握られてるの!?」
いやいやいや。
さとみの弱みとは?こいつに弱みなんてないよ。
なんでもやれるぞ、こいつは。
女子がさとみの腕に絡みつく。
スキンシップが異常なんだよねー、好きな人に対しては。
さとみは汚物に触られたかのような嫌な顔をする。
『ちょ、やめてあげて。』
女子「うるさいわね!あっちいってて!」
触れた手を振り払われる。
いたぁぁぁぁい!!!
おめぇ!顔覚えたかんな!?名前も知ってるからな!?
ついでに家も知ってるかんな!?
さとみ「やめろ。俺は好きでAの傍にいんだ。お前らとは違うんだよ。」
『わぉ、紳士。』
さとみは少し怒ってた。
女子「白浅さん、昔は凄い泣き虫だったんでしょ?先生に当てられただけでも泣いてたってねwww」
ビクッ
この女子の友達には私と同じ小学校でクラスだった子がいる。
そう。昔は凄く泣き虫。
今の私からは想像できないくらい。
女子「軽い涙ばっかり流してさとみくん達を自分のものにしたの?w」
そんな事しない。
私は今まで泣かずに耐えてきたんだ。
周りからの目からも全部耐えてきたんだ。
さとみ「ふざけんな…」
さとみの声はいつにも増して低くて怒っていた。
さとみ「Aはお前らなんかより何倍も強いんだ。」
さとみ「馬鹿みたいに騒いでるお前らとは違うんだ。」
さとみは女子を思いっきり睨みつけた。
女子「な、なによ…さとみくんのいじわる! 」
『さとみ…』
さとみ「気にすんな。俺たちがいる。」
この言葉が私を必ず救ってくれるんだ。
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ひのぉ. - うわぁぁぁ!!もう良すぎてほんとにヤバいです…!皆イケメンすぎて、、!((((語彙力皆無 (2022年12月14日 23時) (レス) @page18 id: 979ffa46f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずん - いいお話ですね・・・!私は、これから感動しそうです!! (2021年11月13日 9時) (レス) @page9 id: 54744d9773 (このIDを非表示/違反報告)
うゆん - 私の、友達もあなたと同じ病気です。私は、うつ病という違う病気だからあまり分からないけど、辛いよね。 (2021年11月7日 22時) (レス) @page9 id: 54744d9773 (このIDを非表示/違反報告)
monopolize@みう - すごくいいお話でした…!!あと、やっぱみんなイケメンだなぁと(( (2020年11月30日 19時) (レス) id: 1fa9581339 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - シリーズ2に行ってました。 (2020年10月16日 19時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ri_ | 作成日時:2020年8月5日 18時