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看病(更新遅くてすいません) ページ24

Aside

『クシュンッ!!ダァァァ…』

莉犬「変なくしゃみ。」

風邪引きました。

こんな時期だとちょっと心配になるな。

昨日の夜。

『熱の時のふわふわする感覚味わいたーい。』

と、思ったら風邪引きましたよ。

結構だるい。

両親がいないので看病してくれるのは6人。

ななもり「うーん。熱が上がってきてるねー。」

分かる。体温上がってんのマジでわかる。

喉も焼けるように痛い。

咳をする度に背中が痛くなる。

『ゲホッゲホッ』

ジェル「大丈夫か?」

『大丈ゲホッゲホッゲホッ…はぁ…』

まともに喋ることも出来ねーや。

るぅと「Aー。冷えピタ貼りますよ。冷たいですからね。」

ヒヤツ

冷えピタって独特な匂いするよね。

どうせ寝てるうちに剥がれるんだけど。

『みんな学校は?』

ころん「今日土曜だよ。頭までやられたか。」

『うざ。』

あー…土曜…そうだったね…確か…

ね…

『あ、小夏に餌…』

さとみ「おい、立ち上がろうとすんな。寝とけ。俺がやっとくから。」

おぉ、目が回る。

ななもり「A、寝な?」

おぉ、わかりやすい。

そしてオーラもすごい。寝ろって言ってる。

『おやすみ…』

昼間だから寝れるかどうか不安なんだけどなぁ…

でも、こいつらが周りにいるってだけで

なんか安心出来る。

徐々に閉じていく瞼の間から

みんなの顔をずっと見ていた。











目を閉じてるのに一瞬目の前が明るくなったのが分かった。

ゆっくり目を開けると、

カーテンが揺れて日が私に差しただけだった。

部屋には誰もいなくて

静まり返っていた。

どこに行ったのかな?


どうしてか体が重くない。

思うように動く。

一瞬のようにリビングに降りた。

誰もいなかった。

別に考え事はしてない。

けれど体はみんなを探して外に出ていた。

無意識に人を探した。

誰もいない。

他人すらいない。

商店街に行っても、ころんの家に行っても

誰もいなかった。

『どこ…1人に…しないで…』

私は泣き崩れた。


体が大きく揺れた。

目を開けた時、寝転んでいた。

ベットに。

ななもり「大丈夫?うなされてたけど…」

あぁ…なんだ。

夢か。

みんなここいるじゃん。

体はちゃんとだるいし暑い。

『ごめん…おやすみ。』

安心して

また眠った。

弱いまま→←証拠



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作品ジャンル:泣ける話
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ひのぉ. - うわぁぁぁ!!もう良すぎてほんとにヤバいです…!皆イケメンすぎて、、!((((語彙力皆無 (2022年12月14日 23時) (レス) @page18 id: 979ffa46f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずん - いいお話ですね・・・!私は、これから感動しそうです!! (2021年11月13日 9時) (レス) @page9 id: 54744d9773 (このIDを非表示/違反報告)
うゆん - 私の、友達もあなたと同じ病気です。私は、うつ病という違う病気だからあまり分からないけど、辛いよね。 (2021年11月7日 22時) (レス) @page9 id: 54744d9773 (このIDを非表示/違反報告)
monopolize@みう - すごくいいお話でした…!!あと、やっぱみんなイケメンだなぁと(( (2020年11月30日 19時) (レス) id: 1fa9581339 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - シリーズ2に行ってました。 (2020年10月16日 19時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ri_ | 作成日時:2020年8月5日 18時

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