居場所 ページ16
Aside
『なにこれ。』
靴箱の中に入っていたノートをちぎったようなもの。
そこには大きな文字で「死んで。」と書いてあった。
お願い口調なんだね。
普通「死ね」でしょ。
お願いダー〇ンかな？
私は紙をバックの中に無理やり突っ込んでシューズを履いた。
『おっと…』
陰湿すぎるでしょ。
地味に濡れてるって。じわじわ靴下が濡れる。
『はぁ…』
さとみ「どうしたの、A？」
『うわっ！びっくりしたァ！』
さとみ「もしかしてのもしかして…再テスト？」
『お前と一緒にすんな。まぁ、そうだけど。』
さとみ「そうなんじゃんw」
さとみと2人で教室に向かった。
通りすがりの女子にたまに暴言を吐かれる。
さとみは気づいてないっぽい。
苦しくてたまらなかった。
でも…大丈夫。
大丈夫…
って
もう
疲れたんだよなぁ。
いい加減。人の感情につけ込まれるのがさ。
次の日から
6人と離れた。
必然的にいじめが減った。
私がいないから6人も可愛い女の子に囲まれる。
こっちの方が…6人もいいんじゃないのかな？
莉犬「Aー。」
『ごめん…先生に呼ばれてる。』
いじめはなくなった。
でも、嘲笑う声はやまない。
「ひとりぼっちwかわいそwww」
「自業自得だよ。」
私が自分でしたことだから自業自得とかは無いから。
自分のした事に後悔しない質ですから。
でも
なんでだろう
心がこんなにも重くなるのは。
さとみside
ある日からAが全く話してくれなくなった。
話しかけても逃げるようにどこかに行く。
お前を守るって言ったのに。
また1人で解決しようと先を突ぱしる。
お前を大切にしたいって俺たちの気持ちをガン無視してさ。
ななもり「最近、またAの様子おかしいよね。」
ころん「女子のせいでしょ。アイツら陰湿なイジメしてるし。」
るぅと「そうなんですか？何でとめなかったんですか？」
ころん「一回止めたらAのいじめエスカレートしていったから。」
下手に手を打ったらAに害が行く。
女子全員の利害が一致してるから…
さとみ「Aん家行ってみる？」
ジェル「せやな。事情聴取と説教や。また1人で走ろうとして…」
Aの癖の1つ。
辛いことがあった時、日常と変わらない顔して
1人で解決しようと急に走り出して
空回りして傷つく。
また、泣けなくなる日常を取り戻してしまう前に
俺達が止める。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひのぉ. - うわぁぁぁ！！もう良すぎてほんとにヤバいです…！皆イケメンすぎて、、！((((語彙力皆無 (2022年12月14日 23時) (
レス) @page18 id: 979ffa46f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずん - いいお話ですね・・・！私は、これから感動しそうです!! (2021年11月13日 9時) (レス) @page9 id: 54744d9773 (このIDを非表示/違反報告)
うゆん - 私の、友達もあなたと同じ病気です。私は、うつ病という違う病気だからあまり分からないけど、辛いよね。 (2021年11月7日 22時) (レス) @page9 id: 54744d9773 (このIDを非表示/違反報告)
monopolize@みう - すごくいいお話でした…！！あと、やっぱみんなイケメンだなぁと(( (2020年11月30日 19時) (レス) id: 1fa9581339 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - シリーズ2に行ってました。 (2020年10月16日 19時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ri_ | 作成日時：2020年8月5日 18時
