肆 ページ6
Aside
やっぱ都会なだけあって鬼がいないな。
人がいるところには鬼がいるけど、いすぎるといないんだよなー。
( ・-・ )ンー…
『ねぇ、帰っちゃダメ?』
鴉「ダメダ」
『えぇ…』
夜の街に街灯がポツポツと目立つ。
『ん?風が…』
鴉「キタノホウダ」
私は風向きで鬼がどこにいるのかわかる。
風の巻き込み方、流れ。
屋根をいくつも飛び移り北に向かう。
『どんな鬼?』
鴉「ノウナシ、ザコオニ」
『めっちゃ言うじゃん。』
この鴉なんでこんな口悪いん?
空気が変わった。
この辺だ。
「うわぁぁぁぁ!!」
『!?』
鴉「ヒトガオソワレテル」
『まじかよ!』
怪我してないといいけど…
声主は1人だけど人は6人いた。
鬼は若い男性で6人にジリジリと歩み寄る。
怯える6人。腰が抜けている。
鬼「ウガァァァ!!」
"天の呼吸 一の踊り 天空乱幕"
シャキンッ…
鬼のからだはボロボロと崩壊していく。
振り返るとそこには怯えて固まる6人組。
暗くてよく顔が見えない。
莉犬「君は…誰?」
ん?この声…
あ、この6人。あいつらだ。
WOW、タイミングすっごーい。一番会いたくない奴らにあってしまったよ☆
髪の毛をわざと前に出して顔を見せないように。
あは、やばいやつの完成。
怪我してるのはころんくんだった。
手のひらに大きな切り傷がある。
深くないから大丈夫だよね。
ポケットから包帯を取り出した。
『大丈夫でしたか?手を出してください。』
勝手に手を取って包帯をまく。
『2週間ほどで完全に治るから消毒してくださいね。』
ころん「え…あ…」
さてと、鬼も倒したし見回りを続けますか。
ななもり「あの!」
立ち上がって去ろうとした時ななもりくんに呼び止められた。
ななもり「さっきのは…なんだったんですか?」
『あぁ。あれ?』
あと少しで崩壊して消える鬼を指さすとコクンと頷く。
『あれは鬼だよ。鬼は人を食らうんだ。』
こっちの地域の方では都市開発が進んで森が減って鬼が何百年も前に姿を消した。
ジェル「君は誰?」
質問攻め好きだね。この人達は。
『鬼殺隊。鬼を殺す政府否認の組織だよ。私は鬼殺隊の柱。言わばトップだよ。』
るぅと「鬼殺隊…?」
『それじゃ、早く帰ってね。』
さとみ「まっ!」
まだ夜は始まったばかり。
鬼が出るかもしれない。見張りを続けないと。
鴉「オニノケハイナシ、カエッテモイイゾ」
『私の意気込み返して。』
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水 - 私、夢主ちゃんの性格好きだわ。この作品見てると推しへの愛が深まりますね〜!!(*‘ω‘ *)なな〇り。くんがもうお母さんでかっこいい…もう鬼滅のキャラ含めて全員かっこいいです!可愛いです!!続編をこれから読むので、楽しみながら読んできます!応援してます! (2021年1月8日 10時) (レス) id: 1545092677 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 累計11万人突破!ありがとうございます! (2020年12月11日 23時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - KAINkunさん» ありがとうございます!! (2020年11月21日 22時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 拾漆ページ、「上限の似」じゃなくて「上弦の弍」ですよ。面白いです!これからも頑張って下さい! (2020年11月21日 22時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 夜空さん» あ!ほんとでした!ありがとうございます! (2020年10月18日 19時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ri_ | 作成日時:2020年7月17日 21時