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弐拾参 ページ24

Aside

雨に打たれながら空に舞う。

しくじったな…これからどうしよ( ´・ω・`)

この辺には藤の家はないし。

こまったなぁ…

『どこかに寝泊まりできる場所は?』

鴉「ない。」

『うーん。キッパリ言ったねー。』

みんな、私の事嫌いになっただろうな。

こんな刀振り回してる女の子、私だったら嫌いになるよ。

しのぶや密璃みたいな女の子らしい魅力もないし、

逃げ出すような弱虫だし、

柱なのに部活を守ることも出来なかった。

嫌われる要素しかない私だよ。(;´д`)トホホ…


今は、空気の淀みもわかんないや。

今は鬼を殺せる自身もない。


でも、これで良かった。これ以上6人とつるんでると

6人まで危険に晒すことになってしまう。


そうだよ。A。決めたじゃん。自分のしたことに後悔しないって。

路地をひたすら歩いた。

歩かないと進まない。何も変わらない。

ころん「A!危ない!」

ころんくん?どうして…

声の方向はすぐ後ろ。振り向くと


血飛沫が飛んでいた。

ころんくんが鬼から私をかばってくれた。

腕を切られた。傷は浅いけど止血しないと。

それより

『なんで…ここに?』

腕に布を巻くと、ころんくんは痛そうな顔をした。

ころん「1人にしないって…君には僕らいるよ。」

さとみ「ころん!」

血が止まらない。

みんなが駆けつける。どうして来たんだろう。

わざわざ私のところまで。

ころん「辛くないなんて嘘だよ。」

『え?』

ころん「人は誰だって辛い時がある。Aだってそうだよ。」

るぅと「よく1人で頑張りましたね。」

私があの時頭を撫でたようにるぅとくんが頭を撫でてくれた。

涙が溢れた。

ずっと認めてもらいたくて、助けてもらいたくて、

心のどこかで…弱いことを知って欲しかった。

期待も何も、誰が待ち望んでいるようなものをとどけることができないんだって。

弱さを認めてもらった今、何が吹っ切れたような気がした。

涙が頬を伝う。

『そんな…私は…』

さとみ「お前はよく頑張ったよ。」

莉犬「何も知らない俺たちだけど何回も助けて貰った。」

「「ありがとう。」」

この笑顔がただ眩しい


私こそ、ありがとう。

もう大丈夫な気がする。

自分らしく、本当のAとしけ、生きていける。

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設定タグ:すとぷり , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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- 私、夢主ちゃんの性格好きだわ。この作品見てると推しへの愛が深まりますね〜!!(*‘ω‘ *)なな〇り。くんがもうお母さんでかっこいい…もう鬼滅のキャラ含めて全員かっこいいです!可愛いです!!続編をこれから読むので、楽しみながら読んできます!応援してます! (2021年1月8日 10時) (レス) id: 1545092677 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 累計11万人突破!ありがとうございます! (2020年12月11日 23時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - KAINkunさん» ありがとうございます!! (2020年11月21日 22時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 拾漆ページ、「上限の似」じゃなくて「上弦の弍」ですよ。面白いです!これからも頑張って下さい! (2020年11月21日 22時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 夜空さん» あ!ほんとでした!ありがとうございます! (2020年10月18日 19時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ri_ | 作成日時:2020年7月17日 21時

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