今宵は月の元で「鬼滅×すとぷり学園」

拾玖 ページ20

Aside

皆さんこんちには。Aです。

前回のお話を読んでくれた方は知ってると思いますが帰ろうとしています。

しかし、何故か体育倉庫にいます。

さぁ、何故でしょう？

うんうん、うんうん。違いマース。

なんと女子に閉じ込められましたー。え？当ってた？知らんわ、ボケ。

廊下を歩いてて、教室にスマホ忘れたと思って教室に取りに戻ったらさ。

例の女子がいてね。私のスマホ持ってたんよ。

着いてきたら返してあげるって言うから着いてきたらこれですよ。

『誰かいませんかー？』

「…」

いませんね。

でも、真夏の倉庫だよ？直射日光ギラッギラ。

ギンギラ銀河だぁー( ・∇・)

あははー( ・∇・)

…ふざけてる場合じゃない。ただでさえ体調不良なんだよなー。

これじゃあ熱中症になってしまう。

40度を超える室内。

意識が朦朧とする。足がフラフラして立つのがしんどいなー。

スカートが真っ白になるけどマットの上に横たわった。

マットが暑い。

なんでこんな目に遭うのかな…

仲良くしたいわけじゃないのに6人と絡んで

そのせいでいじめられて。

…違う。私が一緒にいたいんだ。みんなと一緒に。

あの6人といると安心する。普通の女の子で入れる気がする。

憧れていた私になれるんだ。

でも、こんな所にいても気づいて貰えないだろうな。

ドア蹴破る？

ダメだ。足に力が入らない。

でも、私は柱だ。

こんなことでくたばるようじゃ煉獄さんに怒られる。

『おりゃっ！』

思いっきりドアを蹴った。

でも、外も暑い。

ドアを蹴破ったけどその場で倒れた。

マット以上に地面は熱い。

太陽ｫｫｰたまには休んでいいよー。

疲れたろ。

さとみ「おーい。Aー。どこいるんだ！？」

遠くでさとみくんが私の名前を呼ぶ声がする。

『さと…み…く…』

さとみ「A！？ちょ、お前どうしたんだ！？」

『とりま…やばい…』

語彙力が太陽のせいで溶けちまったよ。

さとみくんは私を抱き上げてくれた。

揺れるけど心地よくて…

どうしても目が落ちていく。

さとみくんが走っているのが体全体で伝わる。

さとみ「Aー？もうちょっと頑張れ、水飲んでからな。」

『うぃー…』

さとみくんの息がキレ始める頃教室のドアを開く音がした。

冷たい空気が私たちを包む。

直ぐにベットに下ろされ水を飲まされた。

地味に6人全員集まる。

みんなが怖い顔をしていた。

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