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蜘蛛_或る爆弾 ページ10

__目が覚めたら、知らない部屋にいた__


敦「ここ、どこだ…

(孤児院の起床喇叭は?早朝点呼は?)」


「おはよう、敦くん。」



敦「…え、ええ!?何でAちゃんが!?」

A「驚かせてごめんね?
もうひとつの部屋がリフォーム終わってないみたいで、「取り敢えず今日は敦くんと一緒の部屋で寝てくれ。」て太宰くんに言われて…。」

敦「そ、そうなんですか……」

A「もしかして、嫌だった?」

敦「いや!そういう訳じゃ…」

ピピピピピ

突然、敦の隣に置かれた携帯電話から着信音が鳴った


ピピピピピピ!!

敦「えっ!ぼ、釦…どれ!?」

A「着信釦はこれね?」

Aは着信釦を押し、敦に渡した

敦「は、はい?」

太宰『やあ敦くん、Aちゃん。新しい下宿寮はどうだい?
善く眠れた?』

着信の主は太宰のくんだった

敦「お陰様で……こんな大層な寮を紹介いただいて」

A「有難うございます。こんなに目覚めのいい朝は久々です。」

一寸ボロいけど今まで野宿だった為、屋根と壁がある事だけでも素晴らしく感じる
住めば都ってやつかな?

太宰『それはよかった。ところで、頼みが有るのだが…』

A「頼み?」

太宰『助けてタヒにそう』

「「え?」」


着替えを済ませた敦くんと一緒に寮の扉を開けた
下を見ると何故かドラム缶に入り顔と足が出てる太宰くんの姿が目に入った


太宰「やあ、良く来たね。早速だが助けて。」

敦「え………?何ですかこれ?」

太宰「何だと思うね?」

敦、A「朝の幻覚…?」

太宰「違う。」

太宰「こうした自〇法があると聞き早速試してみたのだ。
が、苦しいばかりで一向にタヒねなーい。
腹に力を入れてないと徐々に嵌る。そろそろ限界。」

敦「でも自〇なのでしょう?そのままいけば…」

太宰「苦しいのは嫌だ当然だろう」

「ケッ」って言いそうなぐらいの顔…
折角の美男が勿体ない。まあ自〇自〇って云ってる時点で遅いかぁ。


A「それにこれ、自〇方法じゃなくて…

体重を利用して腰骨を折る拷問方ですよ?」





取り敢えず救出成功。



敦「同僚の方に救援を求めなかったのですか?」

太宰「求めたよ。でも私が「タヒにそうなのだ」と助けを求めた時、何と答えたと思う?」


敦「タヒねばいいじゃん。」

A「よかったね?おめでとう?」

太宰「2人揃って御名答」

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作者名:Re-VI@TAN | 作成日時:2018年4月1日 13時

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