蜘蛛_ ページ18
国木田「おい小僧。不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情がない訳でもない。
犍陀多も来い。お前達にこの街で生き残るコツを一つだけ教えてやる。」
国木田くんが手帳から取り出したのは一枚の写真だった。
A「!!」
敦「この人は…?」
太宰「マフィアだよ。尤も、他に呼びようがないからそう呼んでるだけだけどね。」
国木田「港を縄張りにする凶悪なポートマフィアの狗だり名は…」
A「…芥川龍之介」
国木田「知ってたか。」
A「…ええ。」
国木田「マフィア自体が黒社会の暗部のさらに影のような___…」
芥川龍之介…
まだこの街に居たんだね
嗚呼、遭いたい…
けど、遭ったら私はタヒぬだろうなぁ…
国木田「……い、おい、犍陀多!」
A「はい!?」
国木田「大丈夫か?」
A「あー、大丈夫です。」
国木田「兎に角、こいつにあったらすぐに逃げろ。いくら生身での戦闘能力のあるお前でもこいつには適わん。
俺でも奴と戦うのは御免だ。」
こんな話したらむしろ会う確率が高くなるんじゃないか?
と思ったが真逆本当になるなんて今日はツイてるのかツイて無いのか
交番
ゴホ…ゴホ…
?「ゴホ ゴホッ……
道に鞄が落ちていました。遺失物 かと。」
軍警「ああ、落し物ね。じゃあこの書類に詳細を__」
軍警2「おや?あんたどっかで……」
?「_流石、もう看破なされたか。
やはりこの街の軍警は頗る優秀だ。」
青年の黒い外套が根を張る生き物のように蠢いた
軍警2「おい真逆、こいつ手配書の__!」
助成「あのォ、道をお尋ねしたいんですが…
ひぃっ!?」
その女性が交番を訪れたた頃には
軍警の2人は無残な姿になっていた
男「うわッ何だコレ!」
男2「やべェ、テロか?」
ピッ
女性「あの男…!」
ドォ!!
交番にあった鞄が爆発した
尋ねた女性や通りすがった人も巻き込んで
?「おわった。次は?」
爆弾を仕掛けた黒外套の男が次の指示を仰ぐ
カサッ
その横を通り過ぎたのは一匹の蜘蛛……のような黒い影
?「この蜘蛛は…真逆。」
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作者名:Re-VI@TAN | 作成日時:2018年4月1日 13時