蜘蛛＿ ページ16
敦｢あ、そういえば皆さんは探偵社に入る前は何を？｣
あああ敦くんないす！！
｢｢……………｣｣
あれ？なんかシーンってなっちゃった…
太宰｢何してたと思う？｣
敦A｢へ/ん？｣
太宰｢なにね、定番なのだよ。
新入りは先輩の前職を中てるのさ。｣
A｢あ、なるほど…｣
敦｢はあ……じゃあ……谷崎さんと妹さんは
……学生？｣
まあ2人は割と簡単だよね。ナオミちゃんは制服着てるし
太宰｢じゃあ国木田君は？｣
国木田｢止せ、俺の前職など＿｣
A｢じゃあハイ！私が中てたい！｣
太宰｢はーいじゃあAちゃんどうぞ。｣
国木田くんは強い、真面目…理想主義…眼鏡…頭良さそう…よく時計を見てる…
見た感じ文系とかよりも理数系？
A｢先生かな？理数系とか好きそう｣
太宰｢正解！彼は元学校教諭だよ、数学の先生。｣
敦｢へえぇ！｣
国木田｢昔の話だ。思い出したくもない｣
太宰｢やっぱAちゃん人を見る目あるね。こんなちっちゃいのに｣
A｢ちっちゃいは余計！！｣
太宰｢あいだ！？←靴の踵で足踏まれた
じ、じゃあ私は？｣
敦｢太宰さんは…………｣
A｢……何か思いついた？｣
敦｢全然…ｯ｣
国木田｢無駄だ小僧。武装探偵社七不思議の一つなのだ、こいつの前職は。｣
谷崎｢最初に中てた人に賞金が有るンでしたっけ｣
太宰｢そうなんだよね、誰も中てられなくて懸賞金が膨れあがってる｣
国木田｢俺は溢者の類だと思うが、こいつは違うと云う。しかしこんな奴が真面な勤め人だった筈がない。｣
敦｢ちなみに懸賞金って如何ほど…｣
太宰｢参加するかい？賞典は今＿＿七十万だ！｣
ガタッ！
谷崎A｢(ﾋﾞｸｯ｣
ひぇ、敦くんの目が金の亡者に…
そこから敦くんによる当てずっぽう職中て大会が始まったがどれも違うらしい
国木田くんは浪人か無宿人の類というがそれも違うと答え、更に｢この件では私は嘘など吐かない｣と言葉を足した
A｢じゃあ、ちゃんと働いてはいたんだね？｣
太宰｢そうだよ？｣
敦｢Aちゃんは何か思いついた？｣
A｢うーん……色々真面な仕事考えてみたけどどれもピーンと来ない。抑太宰くん、結構自由な人だから、規則規律とか割に合わなそう。｣
敦｢ああ、たしかに…｣
A｢あとは趣向を変えて一寸…｣
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…
A｢あ、携帯鳴ってますよ？｣
谷崎｢あ、ホントだ。ハイ…
………え、依頼ですか？｣
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作者名：Re-VI@TAN | 作成日時：2018年4月1日 13時
