契約6.5 〜紫SIDE〜 ページ8
午前2時……。
仕事の出来が納得行かず俺は資料とにらめっこ状態。
「これじゃ詰めが甘い……」
時計を見てため息をつく。
今夜も徹夜かな。
「ここもう少し考え直す必要があるな……」
眠れるとしても朝方かな。
朝起きてジェルくんの目に入るようにメッセージを入れておく。
「起こさないでね」と……前は3徹して組長に怒られたなぁ。
そして強制的に眠らされた。
睡眠薬まで服用させて……。
おかけであの日2日間寝てたんだけど。
それから30分後のこと、なにかの音が耳に届き俺は襖を開ける。
すると四つ折りにされた紙とおむすび2つ。
お茶までご丁寧に……。
そっと紙を開くと綺麗な字で「徹夜は程々に A」とあった。
契約相手に変に心配されちゃったな。
まぁ厚意は受け取るべきだと思いお皿を持って部屋に戻る。
ラップを剥がして一口食べる。
「……美味しい……」
ただの塩味なのにほっとする優しい味。
さっきまで空腹なんて感じなかったのにな。
まるで夕飯を抜きにされたかのように完食した。
「ご馳走さま……」
俺はそう呟き再び書類に向き合う。
その日はいつもより早めに仕事が納得行く出来になった。
と言っても夜明けの4時だけど。
当然のことながらジェルくんは起こしに来なかったけど。
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夏那子 - コメントありがとうございます!もっと幸せな想像を思い浮かべることができるような話を書けるように頑張ります! (6月21日 1時) (レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ - すごい面白かったです!頭の中で幸せな想像が爆発してます!w投稿楽しみに待ってます!頑張ってください! (6月20日 23時) (レス) @page43 id: 47695f329c (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - コメントありがとうございます!楽しんで貰えているなら私も嬉しいです! (6月19日 22時) (レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - すいません…私の中のムフフが止まることを知りませんᕕ( ᐛ )ᕗいつもムフフさせてもらってますありがとうございます( ´˘`) -ᴗ-) ´˘`) -ᴗ-) (6月19日 21時) (レス) @page41 id: 4d71969cec (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - コメントありがとうございます!頑張ります! (6月17日 17時) (レス) id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
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