song to you ーSMFーPart８

３７１ 収録後 ページ21

「「ありがとうございました〜!!!」」



ｼﾞｮﾝﾋｮﾅの顔をなんとなく見たくなくて


「おっぱ帰ろ〜」



MN「あぁ。車回してくるから待ってて」



「うん。ﾄｲﾚ行ってくるね」



そう言って誰もいなかった控え室を出れば




ｼﾞｮﾝﾋｮﾅがこっちに歩いてきていて
反射的に早歩きになるものの



JH「Aや！待って！」





振り向かないで…がんばれイ・A




覚悟を決めて歩く




JH「待てってば!!!!!!!」




その瞬間思い切り腕を引っ張られて


体をｼﾞｮﾝﾋｮﾅの方へ向かされる



「何？どうしたの？」


目の前には見た時ないくらい怒ってるｼﾞｮﾝﾋｮﾅがいて


JH「どうしたのはこっちの台詞だろ!!」



ｼﾞｮﾝﾋｮﾅに怒鳴り散らされるのは初めてで




「…ｼﾞｮﾝﾋｮﾅが怒ってるのか分かんないよ」




怒鳴ったと思えば




JH「なんで避けんの…？」



急に悲しい顔をして




「避けてないよ。私次仕事あるから」




JH「…俺、なんか悪いことした…？


確かに…ｾｷﾞｮﾝﾇﾅは家まで送って行った…

だけど俺h「別に悪いことしてないでしょ」…ｯ」





「だって私たち元から付き合ってないし
好き同士でもなかったじゃん。


なのに…私、怒ってなんてないよ？


私が怒る意味なんてないじゃん。



私 今のｼﾞｮﾝﾋｮﾅが分かんない








ごめんね」





自分の手首にあるｼﾞｮﾝﾋｮﾅの手を優しく掴んで離せば




JH「…ｯ」




悔しそうに下唇を噛んで下を向いてるｼﾞｮﾝﾋｮﾅに




「大丈夫。年末のｽﾃｰｼﾞは完璧にこなすから」




そう言って 笑いもしなかったけど



ｼﾞｮﾝﾋｮﾅから離れれば目から涙が溢れてきて


隠れて思い切り涙を流す




？「Aや」




甘く優しい声




涙で滲む目を擦れば




？「僕たちが守ってあげる」



「…ﾋｮﾝｳｫﾅ…ｳｫﾉくん…ｯ なんでここに…」



HW「今日は昨日の事があって休みだったんだよ
それでﾋｮﾝとAたちの今日の収録見に来てた」



ﾋｮﾝｳｫﾅがそう言えば その横で真剣な顔してるｳｫﾉくん




WH「俺ならこんなに泣かせないのに…



なんでﾋｮﾝなんだよ…」




そう言って私を立たせてくれるｳｫﾉくん



WH「俺なら泣かせないよ」



「!?」



HW「ちょっとﾋｮﾝやめて。まじで殴りたくなる」

３７２ すれ違う辛さ→←３７０ 守ってあげる

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す