203 優しい人 ページ3
迎えが来ると言ってた場所に行って
俯いてれば視界に入るタクシー
窓から顔を出す人
〈ごめんね、待った?〉
確か…俳優のユン・ハウンさんだよね
「いいえ待ってないですよ」
____優しい人だけど気を付けろよ?
〈そっか。乗って!!〉
そう言われて乗り込めば
気を使ってなんだか分からないけど
<(あ、そーだそーだ!! Aちゃんって
MSGで公演するらしいじゃん?>
沢山話しかけてくれるんだけど…
「あ、はい…」
やっぱり初対面の男の人は怖い
〈怖がらなくていいよ何もしないから〉
「へ…?」
そう言って頭を撫でてくれるこの人
〈手出したらハヌルヒョンに怒られちゃうもん(笑)〉
「ハヌルヒョン…」
〈そ。俺の実の兄貴なの〉
「…はい?」
〈ごめん嘘(笑) 面白いから嘘ついちゃった〉
「もう!!」
〈ハヌルヒョンは事務所の先輩!!〉
「騙されたじゃん!!」
〈(笑)少しはリラックスした?着いたから降りるよ〉
そう言って微笑むハウンさん
ピコン
ぶりんぶりん着いた?大丈夫?
「ジョンヒョナだ…」
〈あ。返信していいよ?〉
「ありがとうございます」
A今着いた!!ハウンさん優しい!!
連絡してから車を降りれば
目をつぶっても感じられるほどの視線
〈Aちゃん凄い見られてるね〉
「そんな事言ったらハウンさんもですよ?」
〈Aちゃんまだ男性恐怖症治ってないでしょ〉
「なんで知って…」
〈ハヌルヒョンが教えてくれたの(笑)〉
「ああ〜」
〈同い年だからタメね。それとハウンでいいから〉
「うん」
会場に入ればクラブみたいな雰囲気で
「ホテルっぽくない…」
〈ここの階はクラブらしいよ?〉
「だからなんだ…」
それから社長の所に挨拶に行って
お偉いさん達からの話を聞いて…
「はあ…」
バルコニーに逃げてくれば
腰に触れた誰かの手
!!
?〈綺麗なお姉さん…隣いいですか?〉
この声
「…ハヌルおっぱ?」
HN「バレたか〜(笑)」
「おっぱだーーー」
大きく手を広げれば
HN「Aちゃんだーーー」
ハヌルおっぱも手を広げてくれて飛び込む
「いるって聞いたのに見当たらないし…!!」
HN「ごめんってば〜不安だったろ?」
「そりゃあ!!」
少しほっとしてる私がいた
186人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Starose x他1人 | 作成日時:2016年10月5日 8時