214 強い子 ページ14
ージョンヒョンsideー
「駄目!!」
そう言ってから大きく息を吸って
歌い出す
皆が息を飲んだ
美しい声と歌で…
悲しみを引き出すような
「よし!!」
しっとりとしたバラード
「電話!!」
…電話?
ヒョヌヒョンならいないけど…?
「ジョンヒョナ借りるね?よぼせよ!!」
スピーカーにしてるし
SJ〈Aや?こんな時間にどしたの…〉
ソンジョナじゃん
「私たち3人で曲出す!!」
まさか…
「日にちは 5月5日!!」
Key「5月5日って…」
SJ〈5月5日…あらっそ。ハニには連絡した?〉
「ううん!! 電源切れちゃったから明日電話する!!
じゃあマネージャーさんと事務所の人にも言っといてね」
SJ〈あらっそ〜。ハニには今から僕が連絡するよ〉
「いいの?ソンジョナ寝てたでしょ?」
SJ〈けんちゃな〜。もうこんな時間だし女の子のAも早く寝るんだよ?来週MSGなんだから〉
「うん!! ソンジョナさらんへよ〜ん。ちゃるじゃ」
SJ〈ん〜。ちゃるじゃ〉
「ふう…」
JH「命日に…曲出すの?」
「うん。残った家族は私たち3人だけだし
私たち姉弟には…歌しかないんだもん」
何か吹っ切れたような表情をしてて
「私ね?まだ手紙全部まで読めてないの(笑)」
笑顔で話すAと
ON「…なんで?」
驚きを隠せない俺達はAを見るけど
「3枚あってね?…1枚は読めたんだけど」
微かに手は震えていて
「今まで怖くて読めなかったの」
ニコニコ笑って答えるA
TM「また無理してる…」
「もう吹っ切れたよ〜?(笑)」
うそ
また無理してる
俺にその笑顔はもう見せないで
ON「吹っ切れたのは雷の日以外でしょ?」
何も答えないA
MH「どうして苦手なの?」
誰も理由を知らない
知ってるのはヒョヌヒョンとスマン先生と弟だけ
「また今度教えてあげる〜(笑)」
質問に対して逃げるように
玄関を出ていこうとするAを引き留める
JH「今日はここで寝てって」
「お風呂入ってない」
Key「最後だけど入っていいよ?
テミナの昔の服あるからそれ持ってくる」
「…ありがときーくん」
Key「いえいえ」
チュッ
JH「やー!!」
TM「Aや一緒に寝よ〜」
ON「僕も〜」
「川の字で寝たい!!」
MH「じゃあリビングでみんなで寝よっか」
こいつらマジで…
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作者名:Starose x他1人 | 作成日時:2016年10月5日 8時