Existence proof -SMF-Part３

１０８ 初公開 ページ8

ーー


『皆さん!! あんにょ〜んAです
皆さんSMT2014大阪…楽しんでますか？』


【ねー!!!!】


『うん!! 今日５月４日は何の日か知ってますか〜？』


ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ


『…知らないか。今日はファミリーの日なんです。
…そこまでメジャーじゃないけどさ…？』


そう言えば笑い出す会場


『よしっ。今日はギターとピアノを使います(笑)
きっとｽﾃｰｼﾞの上で2つを使うのは初かな…？』



【ねー!!!!】



『実は SMfamilyの皆も楽器を使っている私の姿は

ﾋｮﾇくん以外見た人ないから…初めてなんです(笑)

でもこれからはＳＭＴでもｴｸﾌﾟﾙでも…

ピアノとギターをｽﾃｰｼﾞの上でたーくさん!!

使うことにしますね？』



【ねー!!!!】



『よし!! じゃあ次はSJで盛り上がるので私の時は休憩だと思ってゆっくり座ってね？….それでは聞いてください』



声を乗せる道具は

この世界に一つしかないピンクのｸﾞﾗﾝﾄﾞﾋﾟｱﾉだけ


鍵盤に指を置いて


「ふぅ…」


ﾏｲｸに入らない声で深呼吸して



《だってあなた言ったじゃない 涙声俯いたまま》



目を閉じ歌い出す



《嘘もつけなくなったら生きていけなくなるよ》



___どうして言ってくれなかったんだろ


___元気って言ったじゃんか。おんまの嘘つき…!!


___おんまが言ってたよ
"ついていい嘘といけない嘘がある"って



《愛されていたいと思うから
どんな痛みだって笑ってみせた ah ah》



___無理に笑わなくていいよ。
笑ってないAだって愛せる自信ある


《悲しみってあたし１人だけなら耐えられるのに》



歌詞が胸に刺さって痛い…



《たかが運命なんて 変えてゆけるんだって
家を飛び出して泣いた》


《誰もいない公園のベンチで
迎えに来てくれるのを待っていた》


まるで昔の私を歌っているように思える歌詞…



《悲しみって寄り添えば何処となく温かくて
優しさって側にあれば何となく甘えてしまうもの》



《ねえ 幸せよ たぶん あたし》


《あなたが居たんだから》



頬に落ちた涙を拭いてギターの場所に向かう



ギターを手に取って


《だから今会いに行く そう決めたんだ》


[Good Bye Days]を歌い始める



《ポケットのこの曲を君に聴かせたい
そっとボリュームを上げて確かめてみたよ》



《oh good bye day 今 変わる気がする
昨日までにso long かっこよくない優しさが
そばにあるから〜with you〜…》

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