Existence proof -SMF-Part３

１４７ ミディアム ページ47

『日本のPVの撮影だから日本語ね』


MN『はいはい』

〔撮影開始しますー!!!!〕


MN『お前いい加減ウィッグ取れよ』


ウィッグ、？



『忘れてた』



あのカメラ PVの撮影過程みたいな
特典として付くだけだから別にいいよね


MN『だと思った』


ウィッグを外してそこら辺にポイッと捨てれば


〔・・・〕



その場が一瞬にして凍りつく



『…あれ？』


Mn『先生〜目がテンですけど』


〈いつ切ったんだ!! 随分似合ってるじゃないか!!〉


『もう夏だし？伸ばし続けてたからロング飽きて
切ろうかなあ…みたいな？』


〈誰が切ったの？〉


『ﾋｮﾇくん』


MN『昨日の夜中に切ってって頼まれて
ついでにカラーリングまでさせられた』


『可愛いでしょ!! この紫!! 夏にぴったり〜』


MN『俺はサイド編み込みしてるだけ？
なんか…変わってなさすぎ？』


『金髪でチャラいけどいいと思うよ？』


MN『ごめん結構嬉しくない(笑)』



それから海での撮影を終わって


『オープンカー…!!!!!!』

MN『これ絶対俺が運転するやつね』


『免許こっそり取ったからあるよ？』


MN『マリオカートですら下手なお前に運転なんてさせられるか。事故られたら俺の仕事なくなる』


素直じゃないなあ…相変わらず


『どうぞ？ﾋｮﾇ様』


運転席に座るﾋｮﾇおっぱに


MN『ん』


サングラスを掛けてあげれば撮影が始まる


『私助手席だよね？』

MN『じゃなかったらどうする気だよ(笑)』


２人で口パクをしながら撮影を始める



・
・
・


『次は このお店？』

MN『でしょーね』


いかにも夏って感じのお店で


『私魚介類駄目だからね』

MN『ここではパッピンスを食べます』

『パッピンス!!!!』


撮影をしてても幸せ


だけど


『まだ夏来てないから寒い』

MN『うん。美味しく感じないわ』


・
・
・


夕方になってまた海に戻ってくれば


〔海に飛び込んでください!!〕


無茶をいうスタッフさん


『…夏の設定ですもんね』


MN『夕日をバックに飛び込む後ろ姿なんて…
なんと素敵なPVなんでしょう。俺たちには勿体ない』


遠回しに嫌がってみてもスタッフさんには勝てず


〔よーい…ｱｸｼｮﾝ!!〕


2人でカメラに投げキッス？してから


手を繋いでジャンプして海へダイブ


『…寒い』


MN『これ絶対風邪引いたわ。
最近こーやって寒い思いするn【A!!!!!!】

…この声って

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