Existence proof -SMF-Part３

１１３ 私の時間 ページ13

ーー

[complex]を歌ってからMCに入って

『あんにょーん!! Aです!!
皆さんSMTOWN 楽しんでますか〜？』


【ねー!!!!】


『そっか!! ならよかったです!!
昨日のＶｱﾌﾟﾘで話したように今日もカバーします』


【きゃーーーっっ】


『今日は大切な日ですからね〜
後ろの東方神起が待ち遠しくなってる頃なので
もう…歌いましょうか!!

聞いてください…[アイ] [I remember you]』


そう言っても照明は落ちるだけで
音源が何一つ流れてこない


ｻﾞﾜｻﾞﾜし出す会場



まただ



ＳＭＴは音源流れないの多いな…



もういいや 歌っちゃえ




《目に見えないからアイなんて信じない
そうやって自分をごまかしてきたんだよ》



少し歌えば喜んでくれる観客



喜んでくれるならいいかな…


2番のサビを歌ってる途中にも関わらず
大きな悲鳴のようなものが聞こえたと思えば


〈♪〜♪〜♪〉


聞き慣れたピアノの音が鳴る


驚いて後ろを振り向けば


MN「(ふぁいてぃん)」


ﾋｮﾇおっぱがいた



終わる前に来てくれてよかった


《その手に触れて 心に触れて ただの１秒が
永遠よりながくなる 魔法みたい》


泣いてくれる観客


《あなたが泣いて そして笑って 1つ欠けたままの
僕のハートが ほら じんわり震える》


終わって深いお辞儀をすれば大きな拍手をくれて


頭を上げれば



MN「ん」



ギターを持ってきてくれる




ｽﾃｰｼﾞの真ん中にある

ｽﾀﾝﾄﾞﾏｲｸの前に立ち一息ついてから



《風はもう冷たいけど懐かしい空の匂いがしたんだ
ホームから海が見える この場所で君を捜してる》



歌い出す




夢中で歌った




おんまに届くように



《太陽がきっと教えてくれたんだ》



今日はおんまの命日だよ



《ねえ 聞こえてる？》



私ね 気づいたの



私は 歌にしか



《涙は見せないって 君はそう言って》



想いを乗せることが出来ないってこと



《僕たちは２人手を振った》




《さよならは言わない》





《だから手を振った 夕焼けに消えた I remember you》




《涙を堪えてる 約束だから》




《誰よりも強くならなくちゃ》



《さよならは言わないって》




《だって目を閉じてすぐに会える》




そうでしょ？おんま…



《I remember you》



これからも歌い続けるから見ててね




おんま

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