I grant your wish ページ42
Aがアメリカに発つ日の夕方。
Aは空港のロビーに設置されている椅子に腰掛けながら、以前チャンミンから手渡されたシルバーリングを見つめていた。
「Aちゃん、どうしたの？」
歩み寄って来た沙織とキュヒョンが、Aを挟み込むようにして両側に腰を下ろす。
そして、Aの手の中にあるリングを見た沙織が口を開いた。
「Aちゃん、それ……」
「え？ あ、コレ？ 記憶失くした時に持ってたみたいなんだけど……何でか、記憶が戻ったのにこのリングの事は思い出せないの……」
Aの言葉に、沙織とキュヒョンはお互い顔を見合わせて複雑な表情をしていた。
そしてAはリングの内側に彫られていたメッセージに目をやる。
『I grant your wish(願いを叶えてあげる)』
「願いを叶えてくれる……？」
「お待たせ……って、どうしたの？」
手続きをしてきたジェジュンが三人の許にやって来たが、妙な空気に少し引いていた。
沙織もキュヒョンも、何をどう云っていいものか考えあぐねていた。
Aは窓の外に目を移していた。
土砂降りの雨……Aはユノとチャンミンに拾われた日の事を思い出していた……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
悠貴 綾(プロフ) - mihoさん» mihoさん、コメントありがとうございますm(_ _)m 楽しんで頂けて嬉しいです☆こちらこそ、ありがとうございます！！ (2014年8月4日 1時) (
レス) id: d0cde9af9a (このIDを非表示/違反報告)
miho - 悠貴 綾さん素敵な話をありがとうございます。 とーっても面白かったです！最後なんてすっごく感動しました！ほんとにありがとうございました！ (2014年8月2日 18時) (レス) id: 96deb2998a (このIDを非表示/違反報告)
悠貴 綾(プロフ) - リンリンさん» リンリンさん、コメントありがとうございますm(_ _)m 感動して頂けて私も感動です（笑） 夜中にイカガワシイもの見ちゃうチャミですが…大丈夫ですか？(= '艸')（笑） (2014年7月8日 0時) (レス) id: d0cde9af9a (このIDを非表示/違反報告)
悠貴 綾(プロフ) - 裕さん» 裕さん、コメントありがとうです〜☆ さすがジェジュペン！ww アメリカ行っちゃったらチャミが大泣きして、ユノに八つ当たりしますよ（笑） (2014年7月8日 0時) (レス) id: d0cde9af9a (このIDを非表示/違反報告)
悠貴 綾(プロフ) - かおりさん» かおりさん、コメントありがとうございますm(_ _)m 感動して頂けて本気で嬉しいです(Ｔ▽Ｔ) しっかりハッピーエンドに出来てよかったです☆ こちらこそ、ありがとうございましたm(_ _)m (2014年7月8日 0時) (レス) id: d0cde9af9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：悠貴 綾
| 作成日時：2014年7月7日 1時
