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翔｢これが俺の過去
どう?面白いでしょ?｣
翔くんは、俺に笑みを浮かべ
過去の事を話してくれた
でもその目だけ笑っていなかった
｢全然面白くないよ
悔しくないの?
そんな支配されたままの生活って｣
翔｢……｣
｢辛いならさ、俺達だけでも
『ありのままの自分』を
出せばいいんじゃないの?｣
翔｢ありの、まま?｣
｢俺ね、5人で活動してる時間が
1番楽しいんだ
みんなで歌って踊って
バカみたいにはしゃいで
そんな生活が楽しいの
翔くんは違うの?｣
翔｢……ううん
俺もみんなと一緒に居た方が楽しいよ
どうせなら、ずっと
みんなと居たいぐらい｣
また翔くんから涙が出ていた
｢じゃあ、それでいいじゃん｣
俺は翔くんの右頬に掌を当てた
和也｢俺も、翔ちゃんには
そのままで居て欲しいな｣
突然
翔くんでも俺でもない声が聞こえた
ドアの方向に振り返ると
そこにはニノがいて
お粥を持ってきながら部屋に入って来る
｢いつから居たの?｣
俺はニノに聞いた
和也｢ん〜、翔ちゃんの過去話の後半?
ぐらいかな〜
翔ちゃん、1人で食べれる?｣
翔｢うん｣
和也｢じゃあ此処に置いとくね｣
そう言いニノは
翔くんの横にお粥を置くと
それと同時に小さく呟いた
和也｢俺も翔ちゃんの気持ちわかるよ
親が居なくなるって、嫌だよね｣
不思議な言い方をするニノに
違和感を感じた
まるで
家族を失っているような言い方
俺はニノに質問した
｢ニノも、何かあったの?｣
和也｢え?何が?｣
｢翔くんの気持ちわかるって
ニノも家族を?｣
和也｢……まあいいじゃん｣
何故か俺の質問から逃げるように
笑顔で彼は言う
｢え?でも……｣
和也｢ほら、翔ちゃんの邪魔になるから
早くリビング行くよ!
翔ちゃんお大事にね!｣
翔｢え?ああ……｣
ニノは俺の腕を引っ張り
寝室から俺と一緒に出る
｢ねえニノ｣
和也｢ん?｣
｢昔何があったの?｣
寝室を出た俺はまた質問した
ニノは少し黙ると、俺に振り向き
微笑んで質問に答える
和也｢……それはまあ、後々ね｣
ラッキーナンバー
8
ラッキー嵐メンバー＋ドラマキャラ
深山大翔（99.9）
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作者名：LiMe | 作成日時：2019年5月18日 18時
