8-14 雅紀side ページ14
曲が終わると
俺はイヤホンを取って
ニノに返した
｢良い曲だね｣
和也｢まあ、自分達の曲だけど｣
｢そうだね｣
俺とニノは互いに微笑んだ
｢俺達こんな曲歌ってたんだ……
ニノの声すぐに分かった｣
和也｢うん、俺も最初聴いた時
相葉さんの声だってすぐに分かった
なんだか
俺達兄弟みたいで気持ち悪いね｣
｢良いじゃん別に
兄弟みたいなもんでしょ?｣
俺がニノに笑って話すと
彼は急に悲しそうな顔をして
下を向き始める
和也｢そう、だね……｣
様子がおかしかった
｢ニノ?｣
和也｢確かに俺は産まれてから
東京から千葉に引っ越して
相葉さんとは幼馴染で近所だったから
兄弟みたいに一緒に居れた
俺が小学校上がり東京に戻るまではね
それに相葉さんは
バカだったけど俺が転んで泣くと
すぐ元気にさせてくれたし｣
｢う、バカは余計だよ｣
和也｢よく電話もしたよね
遠く離れていても｣
そういやこの9年間
何があったんだろ
雅紀｢ねえニノ
俺が一緒に居なかった時何があったの?｣
俺は気になってニノに質問すると
彼は俺の方に振り向いた
でも何故か涙目になっていて
ニノは自分の腕で拭う
和也｢いや、何でもない｣
嘘だ
だって、泣いてるじゃん
俺はニノに
過去の事を話すように言った
｢……話してよ｣
和也｢相葉さん、人は誰しも
言いたくない過去ってあるんだよ?
お願いだから、それ以上聞かないで｣
言いたくない過去って何だよ
今まで隠し事なんて無いって
思ってたのに
兄弟同然の幼馴染に
話せないって言うの?
俺の中で、何かが切れた
｢俺の事信じてないからだよね?｣
和也｢……え?｣
｢信じてないから
そんな事言ってるんでしょ
そうだよね?｣
和也｢ち、違う!
俺はただ相葉さんを──
｢もういい!聞きたくない!
ニノなんか……大っ嫌い!｣
そう言って俺はテラスを出ていった
和也｢相葉さん!!｣
ニノの声が俺を呼ぶけど
俺はそれを無視をして
寝室とは別の部屋で寝ることにした
ラッキーナンバー
8
ラッキー嵐メンバー＋ドラマキャラ
深山大翔（99.9）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LiMe | 作成日時：2019年5月18日 18時
