聖なる夜に、貴方と私で ページ18
.
.
朝から、ZIP
お昼からは、撮影
…………玲於ちゃんと一緒にいられたのは、
朝、だけ。
昨日も1日ドラマの撮影で
玲於ちゃんは、ひとりでステーキを、食べに行ったみたい
……ごめんね、寂しい思いさせて…………
世の中は、やっぱりクリスマスで
移動車の中から外を見れば
幸せそうに笑うカップルが、沢山
普通の仕事をしてたら
今日の夜だって、会えてたのかもなぁ
勝手に悲しくなって、勝手に拗ねてる私。
亜「そーんなかお、しないでよー」
『……撮影、玲於ちゃんと一緒がよかった』
亜「それは、ほんとごめん」
亜嵐くんは悪くない
仕事に私情を持ち込むなんて、ダメ人間だな、私
困ったように、切なく笑う亜嵐くんに
ごめんねって謝って
亜嵐くんの好きな、流行りの言葉の話を振ってあげたら
嬉しそうに、流行りの言葉について話し出した。
『ははは、もうなんて言ってるかわかんないね』
亜「でしょー?いつかさ、だいすきとかもだ だけで伝わる世界になるんじゃない?」
『確かに…………』
嫌だなぁ、玲於ちゃんに
だ
なんて言われても、……なに?大根?ってなっちゃうよ
そんな事言ったら
玲於ちゃん、きっと拗ねて口聞いてくれなくて
私に、チュウしてっていうんだろうなぁ
…………逢いたいよ、玲於ちゃん
.
.
486人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぱぴこ | 作成日時:2017年9月26日 16時