７話。 過去編 ページ8
剣「俺、衛との出会いが聞きたいです！！」
『えぇ…お話しちゃって大丈夫、かなあ…』
涼「大丈夫ですよ、衛だから。」
『そうですか？…では、出会いのお話から…』
.
.
*高校１年 ４月 入学式
元々引っ込み思案で友達もいなくて、常に一人で。中学まで私の良くない噂が飛び交っていた。どの高校も一人二人は高校が同じになるため、友達に絶対に会わない高校を選んだ。周りを見ても知らない人ばかりで、自分で選んだ高校なのに正直怖いって思いが強かった。
式を終えて教室に行けばもう周りは友達を作り始めていて、私はただ一人見てるだけで。
その時、私に声を掛けてくれた人がいた。
「ねえねえ！」
『っ、はいっ！』
「そんなに怖がらないで！？
初めまして！藤村衛です！！」
『えっ、と…須貝、Aです…』
「よかったら友達になろうよ！同じクラスだし、俺の友達第一号！！」
彼は私に手を差し出す。私は差し出された手をゆっくり握って微笑んだ
『うん…、よろしくね、藤村くん！』
「よろしく、須貝さん！！」
私の初めての友達。
他のクラスメイトは私達を見て寄ってきて。
「え、須貝さんもう男子と仲良くしてんの！？」
「藤村、もう女子と仲良いのかよ！！」
『えっ。えっ、えっ…？』
「私とも仲良くして、須貝さん！！」
『……うんっ。』
気付けばクラスみんなと友達、みたいな感じになってた。その場で連絡先を交換したり、もう既に遊びに行く約束したり。
藤村くんとも連絡先を交換した。
入学式から１ヶ月。
クラスで騒がれたことがあった。
「ねえ。須貝さんってピアノ弾けたりする？」
『ピアノ…？弾けないけど…何で？』
「何か部活の先輩から聞いた話なんだけどね。
１年生のあいだに合唱コンクールがあるんだって！クラスの中から指揮者と伴奏者も出して、本当にクラスの団結力が大事になるみたい。」
合唱コンクール。
私はピアノは弾けないけれど、歌うことは大好き。合唱自体はもちろん嫌じゃないけれど…
「…これは…緊急クラス会議をやらなきゃ！！」
『えっ？ええぇ…？？』
「集まれ野郎どもぉおおぉ！！←」
『…ついていかなきゃダメかな…』
自主学の時間にクラス委員を筆頭に突然の会議。
題して「合唱コンクールの伴奏者と指揮者について」
.
剣「そのまんま！！！」
涼「なんか…俺達の高校とは違って割と自由…」
昂「ちょっと憧れるな…←」
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aria(プロフ) - お久しぶりです！20歳、おめでとうございます！更新…楽しみです((がんばってください！ (2018年11月25日 8時) (
レス) id: 95462b63d7 (このIDを非表示/違反報告)
鶴宮。(プロフ) - 更新お待ちしております。菜月様のおかげで衛くんが好きになりました！ありがとうございます！ずっと応援しています(*´∇｀*) (2018年9月19日 23時) (レス) id: 879806e61a (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - はじめまして。私もガシャ引きました。10連引いたんですけどショタが一体も出ませんでした(;´д｀)友達はショタ出たらしく・・・。これからも頑張ってください。 (2018年4月2日 21時) (レス) id: 74019e0afd (このIDを非表示/違反報告)
支葵美乃 - 「藤村衛の妹は八重樫剣介に恋した模様」から、読ませていただいています！今回もとても面白かったです！更新、頑張って下さい！楽しみにしています！！ (2018年3月2日 10時) (レス) id: bb4480dc04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜月 | 作成日時：2018年2月27日 13時
