凸凹サマー《Sano Reo》2

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｢ Aちゃんへ

1年半ありがとう！
Aちゃんのきらっきらな可愛い笑顔で
俺はこのキツイ練習だって乗り越えられたよ

Aちゃんは、ずっと俺らのアイドルで
なんてワガママだから
佐野玲於さんになら譲っちゃおうかな なんて︎☺︎

これからも、あの犬達を
お得意の、ペコチャンスマイルで支えてやってね。

好きだったよ ほんとに。……今も。
返事なんてしにこなくていいからね。


亜嵐｣





｢ Aちゃんへ

1年半かな？ありがとう
ほんまに、Aちゃんがおってくれたから
俺らサッカー部は、ここまで来れた。(ゆゆもか )
入ってきた時からAちゃんのこと
かわえぇなって、思ってて
この子にマネージャーやってほしいなぁって、
願ってた。そしたら、おるんやもん(笑)
嬉しかったなぁ
頼りにならんキャプテンだったと思うけど
ほんっとにほんとにありがとう。

俺らの事なんか気にせんと、
佐野玲於くんと幸せになり？
あ、でも
悲しいことあったら、健ちゃんとこ来るんやで♡

困らせるって、わかってて言う。ごめんな。
好きやで。

返事なんてしにくんなよ？(笑)

じろ先輩より｣






｢ Aへ

Aは、世界で一番の、私の後輩。

Aが幸せなら皆、幸せだから
我慢なんてしなくて、いいんだからね。

頑張りなよ、来年も。


ゆゆ｣









三人のメッセージは

アルバムについてた小さな袋に

小さく折り畳められて、入れられてて





それに気づいたのは、夜、寝る前。






……明日で最後なのに、







もっと先輩たちとはなしたかった

もっともっと練習したかった




……もっと、玲於と遅く出会いたかった








さっき引いた涙は、
また、流れるの。




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