凸凹サマー《Sano Reo》2

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玲｢……俺と、つ、｣









『……つ？』









玲｢つ、つ｣








『……つ？』









玲｢付き合って……くれね？｣









『え、どこまで？』









玲｢トイレまで……てちげぇよ！｣







……馬鹿でもわかるよ、その意味くらい

玲於のその、真剣な眼差し

小刻みに震えてる手








だけど私に、なやむ時間を頂戴









玲｢……はぁ｣








大きく深呼吸をした玲於は

私の手を暖かい玲於の手で包んで、








玲｢俺の、専属マネージャーになって｣









『……っ、』









心臓が口から出そうなくらいのドキドキ。

……今日、初めて会った人

……今日、好きになった人





一緒にいた時間が短いからって

好きの大きさが小さい訳じゃないの






玲於のその、私を見る綺麗な目も

ちょっと空いてる口も

整った鼻も、眉毛も、

たくさんあるホクロも








全部全部、私のものになったらいいのに

なんて思ったりもするの








……だけどね、私






じろ先輩たちのこと、裏切れない









……私は、賭けに出る。









『なら玲於、私が勝ったら、…私がみんなのマネージャーじゃなくなるまで、待ってて。』









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