凸凹サマー《Sano Reo》2

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『……っ、れおーっ！！！！！！』







玲於のコテージの前で、

どでかい声で叫ぶ。








『……はぁ、っ』





所詮マネージャーの私

やっぱり体力はなくて。


……鬼ごっこの時付いたと思ったのになぁ









叫んだ五秒後位に、ドタバタ中から聞こえて



玲｢……きてくれたの！？！？！？｣









目を真ん丸にした、部屋着姿の玲於が

膝をさすりながら、でてきた。









『……ひざ、ぶつけたの？笑』




玲｢……そこは触れんな｣









照れて顔を隠した玲於。

一つ一つの仕草がこんなにも輝いて見えるなんて

……星のおかげですか？




それとも私が、彼を好きだとわかったから？









『髪ボサボサ笑』







玲於の頭に背伸びして、手を近づけて

乱れた髪をなおしてあげると









玲｢……さんきゅ、｣









左手で顔を覆って、目を逸らして。

……すき。すき。









玲｢何、ニヤニヤして｣


『玲於、かわいいなぁって。』


玲｢……可愛いとか嫌なんだけど｣


『え、ごめん』


玲｢かっこいいっていえよ！｣


『……玲於が、かっこいい……かぁ……』


玲｢いや品定めするみたいな目で俺をみんな！｣









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