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親なはずないやん 昨日
"クリスマスプレゼント 頼んでたの届いたで〜"
なんて電話きとったし
「 …ただいま〜」
なんて絶対普段言わへんこと言ってみる
と 少し経てば バタバタと奥から
やってくる 人影 と
その足元を トテトテ欠伸しながら着いてくる猫影?
こんな所で待ってる俺もおれやけど
『おかえり 信ちゃん!』
"にゃー"
ほらな やっぱり
「A 何で居るん 」
俺が中1の時に 実家の隣に引っ越してきた
四つ下の幼馴染みみたいなもん
こいつももう26になって
お互い独り立ちした今でも
ちょこちょこ飯行ったりする仲で
彼氏と別れたと泣きつくのは俺の所やったりする
多分こいつにとってはいい兄貴
俺にとってはずっと思い寄せるやつ
ってかコイツ彼氏居るのに何でこんな所居るねん
「彼氏は?別れたんかクリスマスに 」
『久しぶりに会ったんに一言目がそれ?もー』
『彼氏別れたけど 一ヶ月前に 言ってなかったけ?』
言ってなかったけ? こてんと首傾げられても
暴言なんか吐けへんし
ただカワイイの塊やんけ
「言われてへんし お前飯食ったか」
『食べたでー』
「ほんま いつまで経っても関西弁上手くならへんな」
『個性 だから いいの〜』
『あ!!信ちゃんと食べよう思って、ケーキ買ってきたの!』
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作者名:恋叶 | 作成日時:2016年12月26日 1時