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聞いた事は無いのに懐かしい。
古時計の鐘の音が反復している
「…ん、、優太ぁ…?」
目覚めると
その部屋には俺以外誰もいなかった。
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伸びきった草木をかき分けながら必死に皆を探す。
「はぁ〜…怖すぎるって」
恨めしい眼差しを送ってくる老人
藁人形を持った赤いワンピースの子
思い出しただけで足が震える。
真昼間から嫌な体験をしたものだ。
「…俺が何したって言うん、」
この村はやはり何かがおかしい。足早に立ち去ることが自分の為だと思い、取り敢えず進んで来たのは良いものの完全に迷子だ。こんな田舎滅多に来ないし日が暮れてしまえばもっと危険な状態になる。
とは言っても絶対あのお寺に戻りたくはないし…。あぁーー、皆に…優太に会いたい。
「…ったぁ!!」
木陰の隙間から差し込む日光に顔を歪めながらその森林の中を彷徨っているとべしゃっ、と派手にこけた。
足元を見ると自分は不吉にも真っ二つに割れた地蔵に躓いてしまったことを知った。
うわ…何かごめんなさい。
バキッ、バキィッ
自分以外がここを歩く音がして思わず振り返る。その音は自分の鼓動の大きさと比例するようにどんどん近くなって、
何者かによって長い長い草木がかきわけられていく
やだ泣きそう俺。もぉ勘弁して…ーー
「…何でここにいるの。」
出てきたのはあの村の住人でも化け物でもなく、端正な顔をした成人男性だった。
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tomatorio(プロフ) - 廉稀さん» コメントありがとうございます^ ^面白かったですよね〜!私はずっとこの3人に置き換えて見てました笑応援を糧にたくさん更新していきますね!表現が難しい所がありますが引き続き楽しんでいただけると幸いです^ ^ (2020年4月28日 23時) (レス) id: 0d9adab2b4 (このIDを非表示/違反報告)
廉稀(プロフ) - tomatorioさん» 私もこのドラマ見てました! れんれん版が読めてうれしいです。 更新頑張ってください! (2020年4月28日 15時) (レス) id: f61140efd3 (このIDを非表示/違反報告)
tomatorio(プロフ) - キャニスさん» コメントありがとうございます^ ^お見苦しい文章ばかりなのに…とても嬉しいです(;_;)どんどん更新していくので引き続き楽しんで頂けると幸いです^ ^ (2020年4月28日 9時) (レス) id: 0d9adab2b4 (このIDを非表示/違反報告)
キャニス(プロフ) - あるドラマのパロディーという事ですが、私は初見なので興味深く拝読しています。続きが気になっています!更新が楽しみです! (2020年4月27日 22時) (レス) id: 3ff35d4079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗 | 作成日時:2020年4月26日 22時