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俺だけじゃなくて隣にいる優太も、怠そうに俯いていた皆も顔を上げる。
ああ、まただ。もう一回、もう二回。
ゆっくりとその音が闇の中に響き渡る。
先程まで留まることを知らない雨、雷の音が
しん…と静まり返った。
これは果たして何を意味しているのか、
不穏に感じて寒気が止まらない。
その少しの沈黙の後に聞こえてきたのは
ー迷ったかー
「なぁ優太…聞こえる、？」
自分じゃない誰かの声。
硬直しているその厚い肩を揺さぶると親友は何度も頷いた。
ーどこ行ったー
「…なんの音だよこれ。｣
こんなにも気持ちの悪い詠は聞いたことがなかった。いや、うたと呼ぶには余りにも不完全かもしれない。
ー隠れたかー
皆が戸惑っている間にもその気味の悪い
ナニカはずっと流れている。
おかしい、明らかに。だってここには
もう成長期を迎えた男達しか居ないはずなのに、
その声は明らかに女性のものだ。
「わぁーー無理っ。俺まじでこう言うのは苦手なんだよっ…」
ホラー映画を鑑賞しているのとは訳が違う
重ねられた大きな手を俺もぎゅっと握り返した。
ーどこ行ったー
ー隠れたかー
ーそれとも死んだのか、ー
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tomatorio(プロフ) - 廉稀さん» コメントありがとうございます^ ^面白かったですよね〜！私はずっとこの3人に置き換えて見てました笑応援を糧にたくさん更新していきますね！表現が難しい所がありますが引き続き楽しんでいただけると幸いです^ ^ (2020年4月28日 23時) (
レス) id: 0d9adab2b4 (このIDを非表示/違反報告)
廉稀(プロフ) - tomatorioさん» 私もこのドラマ見てました！ れんれん版が読めてうれしいです。 更新頑張ってください！ (2020年4月28日 15時) (レス) id: f61140efd3 (このIDを非表示/違反報告)
tomatorio(プロフ) - キャニスさん» コメントありがとうございます^ ^お見苦しい文章ばかりなのに…とても嬉しいです(;_;)どんどん更新していくので引き続き楽しんで頂けると幸いです^ ^ (2020年4月28日 9時) (レス) id: 0d9adab2b4 (このIDを非表示/違反報告)
キャニス(プロフ) - あるドラマのパロディーという事ですが、私は初見なので興味深く拝読しています。続きが気になっています！更新が楽しみです！ (2020年4月27日 22時) (レス) id: 3ff35d4079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗 | 作成日時：2020年4月26日 22時
