好き。24 ページ25
純々「紅覇様、A様。こちらの部屋へどうぞ」
紅覇様の従者が部屋に案内してくれた
ここは小さい船の中
けれど部屋は２つほどあった
中に入り近くにある椅子に座る
『…何故私を迎えに？』
そう聞くと紅覇様はため息をついた
そして私の顔を見た
紅覇「それ、本気で言ってるの？」
『え、はい』
またため息を吐かれた
何がなんだが分からない
紅覇「お前僕に『好き』って言ったじゃん」
『…え？』
覚えがない
思いを伝えられないまま終わった
だから伝えてないはず
紅覇「確か僕とお前との最後のよる…」
『ああぁぁあ‼』
思い出し大声が出る
大きすぎて紅覇様が私の口を押さえる
紅覇様、聞いてたんだ
紅覇様が寝ている最中
紅覇様を見ていたらつい出てしまった言葉
狸寝入りしてたんだ
恥ずかしくて顔を隠し隅の方に行く
嫌だ、穴に入りたい
まさか聞かれていただなんて
紅覇「なんだよ、今更」
『今更って…え？』
紅覇様が近づいてきた
腕を引きベッドの上に押し倒された
何が起きたのか心臓がばくばくしている
そして紅覇様の手が私の首に
紅覇「せっかく付けたのにぃ。ま、２ヶ月近く経ってるし」
紅覇様の顔が首元に近付いた
そしてあの時のように小さな痛みが走る
けれどその痛みは紅覇様がしているのだと思うと
少し嬉しかった
『……っ…』
紅覇「やっぱお前は僕の」
そう言って抱き締められた
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あかり - 白龍の小説楽しみにしてます！ (2018年9月23日 1時) (
レス) id: 4ed8280624 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢瑠 - パラダイスさん» ありがとうございます！感動できる作品になれてよかったです！ (2017年7月16日 15時) (レス) id: eaef1a36b2 (このIDを非表示/違反報告)
パラダイス - 最後まで読ませて頂きました。感動しました。これからも頑張ってください。！ (2017年6月17日 22時) (レス) id: 5dff955fd8 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢瑠 - ユフィさん» ありがとうございます！紅覇カッコいいですよね、分かります！ (2017年2月14日 18時) (レス) id: ca75cfa5e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユフィ(プロフ) - こんばんはです。こちらの作品も読ませてもらいました！最後のところは紅覇さんカッコ良かったです！ (2016年10月22日 22時) (レス) id: fb1a49826a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛夢瑠 | 作成日時：2016年7月1日 23時
