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嫌わないでください、煉獄さん。 ページ2

「っはぁっ…!」

夢を見ました。とても恐ろしい夢です。

煉獄さんが、私のことを嫌って、私を置いて遠くへ行ってしまう夢。

夢とはわかっていますが、とても夢とは思えない程生々しく、不安になってしまいました…

〜〜〜〜〜〜〜〜

まだ外が暗いので、夜遅くなのでしょう。

迷惑なのはわかっているのですが、一人で寝るのは少し心細いです。

煉獄さんのところに行けば、一緒に寝てくださるのでしょうか…

〜〜〜〜〜〜〜〜

『煉獄さん、起きていますか?…失礼します。』

すす、と小さな音を出して襖を開けると、すぅすぅと規則正しい寝息を立てながら眠る彼の姿。

やはり眠っていました。起こすのも悪いので、帰るとしましょうか。

そう考え、襖を閉めようとした時、

「んぅ…A?どうしたんだ、こんな時間に。眠れないのなら、おいで。一緒に眠ろう。」

まだ寝ぼけている彼が、布団をめくり上げ、隣をぽすぽすと叩く。

『起こしてしまいましたか?すみません。』

私がそう言うと、ふにゃと効果音がつきそうな笑顔で

「大丈夫だ。それに、君はもう少し他人に頼ることを覚えた方が良い。
 特に、俺にはもっと頼ってくれて良いのだぞ。少し寂しい。
 …ところで、こんな時間にどうしたんだ?」

私は、ぽつぽつと夢の事を話した。

話している最中に涙が出ていたけれど、煉獄さんの胸に顔を埋めると、
彼の温かい手が背中を摩ってくれた。

「そうか、そんな夢を‥でも、夢だろう。俺は今、ここにいるだろう?大丈夫だ。
 そんな夢、忘れてしまいなさい。」

『ありがとうございます。よろしければ、今夜はこのまま…でもいいですか?』

と問うと、もちろんだ。と言う温かい彼の声が聞こえた。

私はそのまま、眠りに落ちた。

贈り物です、煉獄さん。→←好きです、煉獄さん。


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ピピの助 - いつも楽しく読ませてもらってます! 質問なんですが、まだまだリクエスト大丈夫ですか? (2021年6月9日 21時) (レス) id: c685ed7b70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーた。 - なんか気付いたら短編集のランキング載ってました。有難うございます! (2019年11月26日 18時) (レス) id: 440014fabc (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - 煉獄さん...!好きなので嬉しいです!(イベント参加ありがとうございます!) (2019年11月25日 23時) (レス) id: 9806f76349 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーた。 | 作成日時:2019年11月11日 18時

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