7: 花 ページ9
A「…其の後は、きっと皆様がお知りの通りでございましょう」
Aは目を閉じ、ギュッと記憶を遡らせた
偶然里に帰ってきた兄と、あの鬼との戦闘
鼻を突き破るかの如く、血の匂いが充満する里
獣のように吼えたてる里の者達
泣き叫ぶ生き残った人々
A「…地獄を見ました。獣だと思っていたものは、人で、私の愛すべき里の人々で」
1人の鬼によって、引き起こされたあの悪夢は、生き残った者達にどれほどの傷を与えたのだろう
お腹に赤子を宿していた女も野山を駆け回って遊ぶ子供らも、其れを見守る男衆も、あの優しい老輩達も、もういない
あの悪夢の日を生き延びたのは、どれほどか
A「…花鬼の里の生き残りは、今どちらに？」
産屋敷「��蝶屋敷��だよ。心や体の傷をそこで療養して貰っている」
A「数を、お伺いしても？」
鱗滝「大人が12、子供が18だ」
ああ、なんと、
なんと、酷い…
少女を唇をギュッと噛み締めた
A「他の者は殺されたのですね？」
『厳密に言えば、鬼になった者は30は超える』
『…鬼になった者はお前の兄が斬った筈だ』
『残りは鬼舞辻の血に適用できず殺されたか、鬼になった者に喰われたと考えてよい』
殺された数を問えば、その場にいる隊士達はそう答えた
涙がまた零れ落ちそうになるのを、必死で堪える
悔しくて、悲しくて、
怒りと後悔の念だけが胸にドッと押し寄せた
私は、どこで何を間違えてしまったのだろう
それとも、
兄に恥じることのないよう、里の者に恥じることのないよう、必死で采配を振るった結果がこれとは
苦しくて、哀しくて、少女は
その様子を見ていた産屋敷は、手を顎に当て少しの間、思案する
そして改めて、少女に向き合った
産屋敷「花鬼 A」
A「…はい」
産屋敷「君の
鱗滝「お館様…！其れはあまりにも、」
産屋敷「あぁ、分かっている。時間がない
だが、これは好機と捉えるべきだ
君が��花憑き��であること
それら全てが、きっと��先��へ繋がっている
産屋敷「
その言葉に、その場にいた隊士、いや柱達は騒ついた
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どんどこどん - 更新いつまでも待ってます！！！ (2020年8月7日 10時) (
レス) id: 8ee3db5ff1 (このIDを非表示/違反報告)
食パン - 更新待ってました！もう、ほんとにこの作品が大好きです！これからも応援してます！無理せず更新頑張ってください！！ (2019年12月28日 18時) (レス) id: 439ab59d20 (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 名無しのこけしさん» 自分で見てびっくりしました！富岡義勇…別人やないかい！！って凄く突っ込みました！ご指摘ありがとうございました！！名前、本当に大事なので指摘はありがたいです！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - 魔鬼さん» 初めて鬼滅の刃を見た方にも分かりやすいような名前表記、または呼びで書いてます！読者様全員が下の名前を知っているとも限らないので、そう表記させて頂いています！つまりは、読みやすいように変えてます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
沖縄県産マンゴー(プロフ) - れもねーどさん» 遅くなりました！錆兎は、氷柱の継子という立場でぶっ込んでいます！男なら！！水から氷の呼吸も使えるかな！？と勝手な思いで設定ぶっ込んでます！ (2019年12月25日 19時) (レス) id: 254ba8fe0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖縄県産マンゴー
| 作成日時：2019年5月19日 2時
