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放課後になり、渋々と生徒会室へ向かった

今日まで生徒会室の場所なんて知らなかった

「こんなところにあったんだ」

校舎の奥の奥の場所にひっそりとあった

「失礼します…」

ゆっくり扉を開けるとそこにはもう5人揃っていた

4『遅いんだけど』

「ごめんなさい。場所よくわからなくて迷っちゃった」

2『揃ったんで始めますか』

「あっ、ちょっと待って?私、みんなの名前分からない」

全『え?』

5『誰一人知らないの!?』

「うん。興味無いし」

なぜかみんな、驚いてるけど普通関わったことない人の名前知らないからね?

3『じゃあ、自己紹介しますか』




みんなに自己紹介してもらい、名前を覚えた。と思う
「えっと、海くん、稜雅くん、拓弥くん、祐基くん、太陽くん。で合ってる?」

皆うんうんと頷いてるから合っているのだろう

2『さて、気を取り直して仕事しよ。さっき壇上で言った通り、掲示板に貼るための書類を作ろ』

3『誰がやんの?』

2『俺らパソコン出来ないので、Aさんやってください。ある程度は出来てるので文字に起こすだけですし』

お願いではなく、命令…

「あの…気になったんだけど生徒会長ってなにすればいいの?」

2『…主に雑用?』

雑用なんですね。はい、わかりました


なんて言えるか!一応先輩だぞ!!

「帰っていいですか?」

3『ダメです』

ですよね…

5『はい。パソコンの前座って〜』

もう、さっさと終わらして帰ってやる!

カタカタカタ…
海くんが書いてくれていた下書きをパソコンに打ち込んでいく

ん…?
「ねぇ、ちょっと待って?予約先が私ってどういうこと?」

7『全員に配られているタブレットあるやろ?そこから予約できるようにするんよ。その送り先をA先輩のところにしたんや』

「いや、だからなんで私?」

4『雑用係の生徒会長だから』

…無茶苦茶だこいつら

「なんで私なのよ…あなたたちの雑用やりたい人達なんてたくさんいるでしょ」

2『考えてみ?俺らのこと好きな人を生徒会長にしてたらベタベタされてめんどくさいじゃん』

確かに、ごもっともですな

4『少しぐらい休む場所が欲しいんだよ』

5『だから、俺たちに興味無いA先輩が適任って訳!』

えぇ。よくわかりました

「終わったよ」

3『お疲れ〜』

2『あとはやっとくよ。お疲れ』

私は荷物をまとめて扉に向かう
すると、

2『これからこき使うからよろしく』

もう逃げられないみたいです
これからの日々が思いやられるよ…

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設定タグ:超特急 , 学園 , EBiDAN   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:蓮華 | 作成日時:2020年6月20日 17時

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