生徒会長始めました(雑用係) (ページ30)

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OKをもらったプリントを各教室に掲示してもらうと校内はこの話で持ち切りになった

もちろん私のクラスでも

凛「へぇーあの目立ちたがらないAが出るなんてね」

「立案者だし、みんなにも出てもらうからね…仕方なくだよ」

凛「私のAの可愛さが全校生徒に知れ渡ってしまう…」

「いやいや、凛の方が可愛いから」

ぎゅーと凛と抱きしめ合いながら仮装なにしようと考えていた

みんなは何着るのかな？

私はこの時自分が何を着るかを考えていたため、周りの視線も言われていることも気づかなかった

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クラスの縁日の準備と中庭のステージ作りに追われる夏休みが始まった

クラスの方は皆の計らいでそんなに手伝わなくていいと言われたけれども参加しないのは申し訳ないので少しは手伝うようにしている

私は凛と同じ装飾班で、縁日っぽくドアに鳥居を作ったり提灯をぶら下げたりする予定だ

凛「とりあえずだけど、今日は鳥居を作るとこまではいこうか」

「あいあいさー」

みんな部活や委員会の出し物もある中、限られた時間で準備を進めていく

私も午後は生徒会の買い出しに行かなければならないので午前中にやれることは全力でやる

ダンボールを切る係と朱色に塗る係に別れて作業を進めていく

私はダンボールを切る係になった

ダンボールを近くのスーパーから貰ってきたものを男子に運んでもらい鳥居の形に切っていく

〈カッターで切るの難しい…〉

「私代わるから押さえててくれる？」

すーっと切れていくダンボール

〈ありがとう！Aちゃん〉

「いえいえ～カッターの扱い慣れてるからね」

本当はダンボールカッターがあれば楽なのだけど…

〈ねぇ、誰か朱色のポスカ持ってないー？〉

凛「さっき渡したのでもう無いかも～」

〈もうそろそろなくなりそうなんだよね…〉

時計を見るともうすぐ正午になる

「あ、じゃあ生徒会の買い出し行くついでに買ってこようか？」

どうせ抜けなきゃいけないからこれぐらいは役に立ちたい

〈じゃあ、Aちゃんお願いしてもいい？〉

「いいよー！買ってきたら届けに来るね」

〈よろしく～！〉

というわけで1度生徒会室に向かいましょう