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43love kai ページ44

拓弥とAちゃんの関係が崩れてから

気付けばあっという間に月日が経っていた。






なんで、Aちゃんが拓弥から離れたのか、

それに対して拓弥が何ともない雰囲気を出しつつも

やっぱり、心のどこかでは

 



気になって、傷ついてるのが分かる。




昔から一緒に居た俺からしてみれば見え見えの、すっけすけだからね(笑)









……でも、そんな今のあいつを支えてやってんのは多分…




拓弥「……杉原ー。」


葵「う〜ん?」






こいつの存在なんだと俺は思う。
 

 
杉原葵。ルックスはまぁ、誰が見ても良いと思うし、性格も絡みやすくて楽。
まあ、一緒に居て楽しいと思えるからモテるんだろうな。



 
杉原と俺らの出会いは、中学校だった。

普通に、クラス替えで仲良くなった。ありきたりな出会いかな。


 


女嫌いの拓弥の唯一の女友達だった。

 

……今は、Aちゃんに完全に心持ってかれてるけどね。


 




どうしたら元に戻るか考えてたときに廊下の当たりから
女子達の大きい笑い声が聞こえた。



 
「草川先輩と葵先輩、付き合い始めたらしいよっ!」

「……嘘っ!!」

「しかも、拓弥先輩から告ったっぽい!」






…………おいおい。何話盛ってるんだよ(笑)

ほんっと、女子ってありもしない話で盛り上がれて逆に羨ましいわ。

 


拓弥が杉原と?まず、それだけはありえない。




 

杉原は、最近のところ、太陽と付き合い始めたらしいし。

あっ、これ内緒ね(笑)



 


拓弥は絶対、Aちゃんの事が好きだ。


 

今まで、違うと言いきってきた拓弥でも今更逃げる意味さえないだろ。



 


そう、頭の中で聞こえた言葉に自分なりの討論し始めた頃

廊下から次は違う意味でキャー!と悲鳴が聞こえた。



 



中々の騒動だったから見に行ったんだけど………。



 

………あ〜ぁ。もぅ、運が悪いんだから。


 



「………ほんっとうに、…手がかかる子だなぁ…。」


 

そう呟いて、倒れているAちゃんをお姫様だっこして
抱えながら、保健室まで連れていった。

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作者名:れんちゃむ | 作成日時:2017年8月27日 0時

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