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16love ページ17

拓弥「……ちょ、…おまっ、…………はぁ…。







  A本当泣き虫。」


 

「しょーがないじゃん……っ、……たくやせんぱいがっ………
 あんまりにも…………やさしいんだもんっ!!」


 

あからさまに焦った表情をして
私に呆れる拓弥先輩に

泣いてるせいか、口が上手く回らなくてちょっと甘えた声になる。


 

 
 
拓弥「……ほらっ、」


「……え?」


 
 
拓弥「……おいで。」



 
両腕を広げて慰めるのように
二度押しで私を呼ぶ。





 
 
………なんでだろう…




「………っ、…ヒック…………グズッ………」




 
 



……今日は拓弥先輩に甘えてばっかりだ。



 
拓弥「………お、素直じゃん。」


「いつも、素直だもんっ。」


 
 
拓弥「今日は俺が悪いから、そうしてあげる。


 
  ………ごめん。」


 

 

拓弥先輩の腕に包まれて
拓弥先輩の胸に顔を沈め


 
泣きじゃくる私の頭をゆっくり……撫でる。


 



 

その手が妙に暖かくて



 


 
 

いつの間にか眠りに着いていた。

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作者名:れんちゃむ | 作成日時:2017年8月27日 0時

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