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Keiside
右手にはイチゴオレの紙パック。
左手には何かの本。
制服の上にはグレーのパーカー。
見覚えのない子。
でも、俺の名前、知ってた。
「ねぇ、君はさ、俺の事知ってんの?」
『もちのろん。
クラスの女子達が「伊野尾君よ!伊野尾君が居た!」って騒いでるからね。笑』
ふふっ。って微笑む女の子。
俺って案外有名なのね。
「君の名前は?」
さっきから気になってた事。
名前も顔も知らないこの子。
『竹内A。
1年B組。
君の隣のクラス。』
にこっ。
君が柔らかく、俺に微笑んだ時、
ザァッ
風が吹いて、Aちゃんの肩ぐらいまでの髪がふわっと浮いた。
その時左の耳元でピカッと何かが光った。
シルバースターのピアス。
「Aちゃん。か。
いい名前だね。」
.
この日、この時。
俺は君のその笑顔に恋をした。
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白米王女 - 続きが気になります!是非これからも更新頑張って下さい! (2018年1月8日 11時) (レス) id: 4da5b24eba (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - カノンさん» 理由は? (2017年12月2日 14時) (レス) id: cd2ed9a069 (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 早く消せ笑 (2017年11月16日 23時) (レス) id: 87cb449b5b (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 消さないでください! (2017年11月14日 14時) (レス) id: ff5ede34ad (このIDを非表示/違反報告)
月のウサギ(プロフ) - ありおかさん» おーのー!ありおかさん!ありがとうございます!すいません、すぐ直します、、、。 (2017年11月6日 16時) (レス) id: 0eb43b45ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月のウサギ | 作成日時:2017年10月3日 21時