ひとりの夜。ふたりの夜。【Ren.N】

Night5((あなたside ページ5

『はい。とりあえず学校行くので。』



廉「何なん。お前めっちゃ冷めたヤツ。」




メッチャ失礼やん！うざい…



『失礼なんですけど。じゃあ。』



ベランダを閉めて外に出た。




勇太「遅かったね。」


『ごめんなさい。洗濯物干すの忘れてて…』



勇太「下着干す時気をつけなよ。両隣男なんだから。」


『え。普通に干しちゃった…てか、勇太さん見るんですかー？！』




からかい口調に言う。


勇太「見ねーよ！笑 でも、男なら興味無いやついねーよ。」



『涼しい顔して何言ってるんですか笑』


勇太「あ！」


『え？』


勇太「勇太さんじゃなくて勇太。分かった？」




『勇太…？』



勇太「なんで疑問形なの笑 まぁいいや。連絡先交換しよ。」




連絡先…いきなりだな…



そんなに近づきたくないんだけどな…



どうせ皆裏切るんだし。



断るのも気が悪いよな…



『ふるふるでいいですか？』



勇太「ん。じゃあ、はい！」



LINEを開けて交換する。





勇太と出てくる。



可愛い女の子と映ってるトプコン。



彼女いんのにこんなに私に優しくしていいのかよ…笑




『彼女さんですか？メッチャ可愛い』



なんで言ったんだろ。


勇太「え？こいつ？」


『うん。』




勇太「アハハハハハッ！」


大爆笑の勇太。

え？変な事言ったかな？




勇太「こいつ。彼女じゃなくて親友。しかも男…」



『え！嘘やろ！？めちゃ可愛い顔してるやん…』



勇太「関西なん？佐藤さん。」



『え！関西弁出てました？』


完璧に無意識だ…


勇太「凄い出てた。関西弁のが可愛いよ。てか下の名前何ていうの？」




『Aです！』



サラッとそういう事言うんだなー。


女慣れしてそう。



勇太「A！今日、放課後LINEでこの女の子みたいな男紹介するわ。」



え？男でしょ？やめて…



とは言えず…

『あー。ありがとう。』






そう答えた。

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