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先輩を好きになったのは桜がひらひらと舞ってくる4月の入学式だった
「あれ！？お守りがない！うっそ、ずっと使ってるやつだったのに...」
「...探してるのって、これ？」
話しかけてくれたのは桜景色に映える赤髪をした男の人だった
うちの高校の制服を着ていたからきっと先輩だろう
その先輩の手には私が探していたはずのキーホルダー
「困ってるみたいだったから。見つかってよかった！」
そう言った先輩はもう、言葉では表すことの出来ないくらい、綺麗に微笑んでいた
その綺麗すぎる笑顔に私は一瞬で心を奪われてしまったんだ
続く (更新停止中)
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作者名：蓮 | 作成日時：2021年1月3日 21時
