#13 ページ13
翌日
ピーンポーン
仕事を終え、晩ご飯の準備をしているとインターホンが鳴る
ガチャ
ドアを開けると
「A！久しぶり〜」
ギュッ
いきなり抱きしめられる
「ん、ちょっと、紫耀くん」
《なぁにー？》
「…ここ玄関だから中入ろ？」
《うん》
チュッ
「…っ」
紫耀くんは私に優しくキスを落とし、家の中に入っていく
私は、この不意打ちにいつもドキドキする
1年経っても全然慣れないこの感覚
私の心は紫耀くんに会う度に、紫耀くんのことでいっぱいになる
《んーいい匂い！》
「あ、もうちょっとでご飯出来るから待っててね」
《Aの手料理久しぶり〜》
ご飯作りを再開しようとキッチンへ戻ると
ギュッ
後ろから彼に抱きしめられた
「…紫耀くん…？どうしたの？」
《……、》
「お仕事疲れたでしょ？向こうで座ってて待ってて？」
《…やだ》
そう言うとギュッと私を抱きしめる力が強くなる
「……紫耀くん？なんか、あった…？」
《…ん、最近仕事忙しくて……A不足やったから、》
「…へ？」
"A不足"
そんなの漫画の世界だけのセリフかと思ってた
いきなり胸キュンセリフを言われ、自分でも顔が赤くなるのが分かる
《A、照れてるの？可愛い》
そう言って抱きしめてる手を離したかと思えば、次第に降ってくるキスの嵐
「…ん、しょぉ…くん」
息つく間もないくらい長い長いキスを落とされ、もう限界、と感じ彼の胸を叩く
すると紫耀くんはゆっくりとその唇を離した
《…続きは後でな？》
そう言ってニコッと笑うと、リビングへ戻っていった
…心臓のドキドキがすごい
まるで、ドラマの中にいるみたい
紫耀くんはいつもこうやって私をドキドキさせる
頭の中が紫耀くんでいっぱいになる
「…何しようとしてたっけ……」
ご飯作りもどこまで作ったか忘れてしまう程、今の私の頭の中は彼一色だ
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mayu(プロフ) - かなとさん» 申し訳ございません、外し忘れていたので、外しました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年9月22日 23時) (
レス) id: 44305a08c4 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか？ (2019年9月22日 22時) (レス) id: 1e7c2ecc39 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mayu | 作成日時：2019年9月22日 22時
