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no.55 ページ6

みんなが運動場に出てハードルを並べている時


私は廉君と紫耀君にせがまれていた



「なー、ほんまAがハードル飛ぶところ見たいから」


「俺も!見たい!」


2人一緒になって上目遣いしたり、アヒル口したりするから


もう断れなくなっちゃって、ハードルを飛ぶことに…



「頑張れー!」

「ファイトー!」


周りの女子達もいるしなんかめっちゃ緊張する…


手汗びっしょりの手を握りしめて一目散に走り出した



「あ…、意外といけるかも…!」


最後のハードルの手前で、そう感じた


そして最後のハードルを飛ぼうとして右足を振り上げた瞬間―――



「わあああああああ」



空中に変な感覚で浮いたあと地面にスライディングした


要するに、こけた



頭からいったから鼻が痛いし口の中に砂がボロボロ入ってる


肝心の右膝は痛すぎて感覚がない



「Aっ…!!」


痛すぎてびくびくしてたのに、彼の声を聞くとすぐに安心してしまう



「Aちゃぁん…!」


そのあとすぐに紫耀君の声もした


でも、地面に倒れてる私の手に触れたのは廉君だ




彼は砂まみれの私の両手を優しく拾い上げ


「大丈夫?」


と、砂を払いながら声をかけてくれた


「うん…」


私たちの姿を唖然とした表情で紫耀君は見つめる


廉君は顔についた砂を払ってくれる


こけたのがダサすぎて涙が出そうになる



「…保健室行こか」


歩くのもままならないくらい身体中が痛いけど


廉君に背中を支えてもらってるから保健室まで来れた



「失礼します…」


室内を見渡すけど、先生の姿が見当たらない


擦りむけた膝がジリジリ痛くなる



「おらんやん…

 なら、俺が手当てしたるから、ここ座って」


廉君が指さした椅子に座る



まさか、自分が怪我したのに廉君に手当てしてもらえると思ってなくて


痛さよりドキドキの方が勝ってしまった……!

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設定タグ:永瀬廉 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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たまおのおっかけ(プロフ) - かいとんさん» ありがとうございます( ;∀;)去年からお付き合いいただき嬉しいです(〃ω〃)私の感覚でほわほわ主人公ちゃんにしようと思ってて、可愛いと感じていただけて感激です!かいとんさんに楽しんでいただけるようこれからも精進します*\(^o^)/* (2020年11月4日 16時) (レス) id: a92b2d00a4 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 俺のこと好きなんちゃうん?から読んでました!これからの展開が楽しみです!主人公ちゃん可愛いな〜と思いながら読んでます!頑張ってください! (2020年11月3日 15時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまおのおっかけ | 作成日時:2020年11月3日 0時

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