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no.88 ページ39

「あ、廉いたいた

 今日部活はないけど2年は部室掃除あるからなー?」


「は、そんなんあったの?」


「廉忘れてたのかよー

 部室先行っとくからなー!」



うわあああ…Aはしなあかんことがあって、紫耀はなぜか先帰ってる…



嫌な予感がする!!!









掃除を要領よく終わらせて駆け足でAの家へ帰る


もしあの2人が…なんかこと考えたくないけど

俺はAのカレシなんやから、考えてしまうことやってある





「ハァ、ハァッ……ッハア」



少しゆっくり、音を立てずに玄関のドアを開く

玄関には、Aと紫耀のローファーが並んでる


足音をなるべく立てずにリビングへ向かう


リビングで何してるんやろ…電気もつけずに



  ガチャッ…

「「廉君、ハッピーバースデー!!!」」


「わっ!!」


ドアを開けると目の前から一気に飛んでくる声とクラッカー


一瞬で、頭の中でいろんなことが組み立てられた



――今日は俺の誕生日、

―Aが急がなあかんこと―――

―――Aが隠してるようなしぐさ―



「廉君…今日はなんか変な態度取ってたらごめっ

 そのっ…紫耀君と、準備とかしてて…」


部屋の中できらめいている風船、リボン、ステーキ、白米

全部Aと紫耀が準備してくれたんや…


やのに、俺、なんでAが俺の事嫌いとか、変な事思っちゃったんやろ


こんなに頑張って準備してくれたAのことを…



そうやって考えてたら涙がこみ上げそうになる

奥歯を強くかんで我慢して、椅子に座る


「「「いただきま〜す!」」」


「このお肉、私が焼いたんだよ!」

「ご飯は俺が洗った!」


「ん…美味しい」


「よかった〜!」


Aは白米をほおばりながら言った





「次はお待ちかねのケーキだよ!!」


Aが言うと、部屋の電気がパチッと全部消えた

すると、暗闇の中にろうそくの光が見える


その光はゆらゆら揺らぎ、少し甘い匂いが子供に戻ったような気分になる


そして2人はハッピバスデートゥーユーと歌ってくれてる


「ハッピバースデーディア―廉君〜〜ハッピバースデートゥーユーー」


Aと紫耀の拍手に紛れて、ろうそくをフッと息を吐いて消す

こんなに、ワクワクしながらろうそく消すん初めてや


世界一好きなAと、ずっと親友の紫耀に祝われて、こんな幸せなこと…



29日はこれを超えるくらい祝ってやらなあかんな^^

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設定タグ:永瀬廉 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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たまおのおっかけ(プロフ) - かいとんさん» ありがとうございます( ;∀;)去年からお付き合いいただき嬉しいです(〃ω〃)私の感覚でほわほわ主人公ちゃんにしようと思ってて、可愛いと感じていただけて感激です!かいとんさんに楽しんでいただけるようこれからも精進します*\(^o^)/* (2020年11月4日 16時) (レス) id: a92b2d00a4 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 俺のこと好きなんちゃうん?から読んでました!これからの展開が楽しみです!主人公ちゃん可愛いな〜と思いながら読んでます!頑張ってください! (2020年11月3日 15時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまおのおっかけ | 作成日時:2020年11月3日 0時

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