no.80 ページ31
2人で急いで廉君の家を出た
白い息をハァハァ吐きながら紫耀君が電話で言ってたらしい場所へ向かう
「玲奈ちゃん、結構急だねっ…」
「おん…あと10分」
最後にどうしても玲奈ちゃんに会いたくて、全速力で走る
それと、廉君に置いて行かれないように…
「あの信号まで行くぞ！！」
「わああああ……」
もう点滅しているのに、少し先の信号まで行こうとする廉君
私は日々の運動不足のせいで学校の階段を上り下りするだけで息切れするのに
こんなに短時間で長い距離を走るのなんか肺が追い付いてないよ…！！
「ちょ、Aいけそう…？？」
「どてっああああああ！！！！！」
…またやった…
また廉君の前でこけちゃった…
しかも歩道と車道の些細な段差で大袈裟にこけてるから恥ずかしいわ
「っ大丈夫！？」
廉君はすぐに足を止め私に手を差し伸べてくれた
信号は赤になっちゃった…
「ごめっ、痛くて走れない…」
先言ってて！と言おうとした時――
「ちゃんとつかまってるんやで、」
突然廉君が私の前でしゃがみ、私をおんぶしてくれた…
右に視線を向けると、廉君の真っ赤な左耳が
小さいけど、廉君の吐息が聞こえて体中の熱がぞくぞくする
「お前を玲奈の所に届けるまで、俺の事は気にせんといて」
「…っ、…うん」
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たまおのおっかけ(プロフ) - かいとんさん» ありがとうございます( ；∀；)去年からお付き合いいただき嬉しいです(〃ω〃)私の感覚でほわほわ主人公ちゃんにしようと思ってて、可愛いと感じていただけて感激です！かいとんさんに楽しんでいただけるようこれからも精進します*\(^o^)/* (2020年11月4日 16時) (
レス) id: a92b2d00a4 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 俺のこと好きなんちゃうん？から読んでました！これからの展開が楽しみです！主人公ちゃん可愛いな〜と思いながら読んでます！頑張ってください！ (2020年11月3日 15時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまおのおっかけ | 作成日時：2020年11月3日 0時
