俺の事嫌いなん…？ 2nd 〈Ren.N〉

no.71 ページ22

You.SIDE



玲奈ちゃんは久しぶりに学校に来たけど、ちょうどその日先生が転校することを発表した


みんなはそれから玲奈ちゃんの方ばっか行くし、寂しそう


そんな中私は廉君とこっそりLINEをしている…2人とも教室にいるのに！！



『今日の放課後』

『俺に』

『ついてきて』


ポンポンポンとそれが送られてきて、

通知音が聞こえないようにジャケットの中にスマホをうずめる


なぜか頭の中では放課後何をするのか妄想が…


「ひっ………」



その瞬間、私と紫耀君との間の通路を先生が通った


私が授業中なのにスマホをいじってることがバレたのか…！？？



「平野、落としてたぞ」


「？？」



私の横で止まった先生は、紫耀君に消しゴムを渡している

…ふぅ、安心



　 ピコンッ

！！


『先生にビビってるん( ´∀｀ )』


いやその顔文字なんか悪意あるな？

それより隣に先生いるから！！ジャケットで隠してたからセーフだったけどホント危ない！！



私が1人で冷や汗をかいてたらまたLINEが来た


そこには、私が好きなキャラクターが『お〜い』と手を振っているスタンプが


私が好きなキャラの、しかも女の子のキャラのスタンプを持ってるのにビックリして

廉君の方にクルッと頭を向けてしまった――



廉君は頬杖をつきながら私をやさしく見つめ、アイドルウィンクをした☆


私のHPは一気に減り、体中が火照ったまま放課後を迎えました…！！

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