ばか ページ5
「な、何言ってんの急に、いいに決まってんじゃんっ」
私は祐也が好きなんだから
私がそう言い切ると
ならいいけど、とジュースを口にした
「A」
「……なに」
「もしさ」
もし……、そう言った貴久は俯きながら
ぽつりぽつりと口を開く
「(人1)の苗字より、さ」
「なに」
「Aのこと好きなやつがいたら?」
また一口、口に含むと
ごくん、という音とともに
私を見る貴久
「……そんな人、いないもん」
「もしの話」
「もしもしもしもしうるさいってば……」
貴久を見上げると
ぶー、と唇を尖らせていて
「……考えるかな」
「考えるって?」
「……その人と、お付き合いするか」
なんだろう
なんとなくだけど、いま
少しだけ、嬉しそうな顔をした気がする
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羽久(プロフ) - 加藤蘭々[カトララ]さん» 作品大好きと言っていただきとても嬉しいです!!お友達にも勧めていただいてありがとうございます!とても嬉しいです(泣) (2016年9月3日 18時) (レス) id: a725ed902d (このIDを非表示/違反報告)
加藤蘭々[カトララ] - 初コメ失礼します! こちらの作品大好きです!続編も今から見ます! ヒット数増えてきてすごく嬉しくなりました!友達にも勧めています・・・♪ (2016年9月3日 18時) (レス) id: 1e32f5bea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽久 | 作成日時:2016年7月9日 18時